...一所(ひとところ)の水が澄む...
泉鏡花 「霰ふる」
...片手間の勉強で成効しやうてのは百年黄河の澄むを待(まつ)やうなもんだ...
内田魯庵 「貧書生」
...・陽がとゞけば草のなかにてほほづきの赤さ・つく/\ぼうしもせつなくないてなきやんだ改作追加・秋空の井戸がふかうなつた・雲が澄む水を汲むげんのしようこの花九月五日秋晴...
種田山頭火 「行乞記」
...湛へて澄む――行ひすますことは...
種田山頭火 「其中日記」
...空澄む、星光る、そういった感じにしっかり根を下した世界が、どうしたら開拓出来るものかしら...
豊島与志雄 「道連」
...その代り河水はいつも濁って澄むことなく...
永井荷風 「水のながれ」
...妙に冴えた青味をおびて澄む...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...澄むとも濁るとも片づかない空のような...
夏目漱石 「三四郎」
...それは廻り澄む三つの独楽が今や将に相触れむとする刹那の静謐である...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...』『魚は住まずも月が澄む...
長谷川時雨 「こんな二人」
...心の月のたかく澄むやうにと願ひながら...
樋口一葉 「花ごもり」
...山の池濁る身ならば濁れかし労ふ如し秋雨の中雲場の池に秋雨が降り込んで濁るに非ず澄むにあらず落ち付きのない池の面をいたづき労ふものの如く見て...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...澄むことのないイシカリ川の水面は...
本庄陸男 「石狩川」
......
室生犀星 「愛の詩集」
...いざ澄む方(かた)へ向け...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...鵙(もず)の音が澄む...
吉川英治 「私本太平記」
...空は澄むかぎりな清明を見せて...
吉川英治 「親鸞」
...木の間に澄む秋空をしばらく仰いでいた...
吉川英治 「源頼朝」
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