...こゝろおのづから澄む...
種田山頭火 「其中日記」
...湛へて澄む――行ひすますことは...
種田山頭火 「其中日記」
...身心いよ/\澄む...
種田山頭火 「其中日記」
...肉身おとろへて心気澄む...
種田山頭火 「其中日記」
...……(草津雑詠)もめやうたへや湯けむり湯けむりふいてあふれて湯烟の青さ澄む揉湯――時間湯...
種田山頭火 「旅日記」
...燈火(ともしび)の色はいやに澄む...
永井荷風 「すみだ川」
...百年富士川の流れが澄むのを待つのと同じこと」南条と呼ばれた奇異なる武士は...
中里介山 「大菩薩峠」
...人に対しては未だ澄むことなく...
中原中也 「詩に関する話」
...妙に冴えた青味をおびて澄む...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...故に彼の觀照が澄めば澄むほど...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...』『魚は住まずも月が澄む...
長谷川時雨 「こんな二人」
...澄むが儘に澄むだ水底は...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...またあさつてにでもならなけれア元通りにあ澄むめえよ...
牧野信一 「雪景色」
...奇麗に澄むでゐて...
三島霜川 「水郷」
...早晩(いつか)心の澄む境へ己が導いて行って遣る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...いざ澄む方(かた)へ向け...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...空は澄むかぎりな清明を見せて...
吉川英治 「親鸞」
...導引(どういん)の笛がヒューと澄む頃までは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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