...」と云う顔も白澄むのである...
泉鏡花 「浮舟」
...澄むひまもないままで...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...澄む月に比べん心の明るさ...
高山樗牛 「瀧口入道」
......
種田山頭火 「行乞記」
...澄むなら澄みきれ...
種田山頭火 「其中日記」
...湛へて澄む――行ひすますことは...
種田山頭火 「其中日記」
...おちついて澄む、身心かろくさわやか...
種田山頭火 「其中日記」
...澄めば濁り、濁ればまた澄む...
種田山頭火 「其中日記」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...空澄む、星光る、そういった感じにしっかり根を下した世界が、どうしたら開拓出来るものかしら...
豊島与志雄 「道連」
...目指す槍ヶ岳の尖峰は、屹然と中空に聳え、鋸歯状に輪廓を刻んで、左手穂高岳へ連り、右手はゆるやかに延びて、双六、鷲羽、野口五郎、烏帽子、蓮華、などの諸岳となり、大気澄む日には、遙かに白馬岳をも遠望される...
豊島与志雄 「霊気」
...その代り河水はいつも濁って澄むことなく...
永井荷風 「水のながれ」
...百年富士川の流れが澄むのを待つのと同じこと」南条と呼ばれた奇異なる武士は...
中里介山 「大菩薩峠」
...』『魚は住まずも月が澄む...
長谷川時雨 「こんな二人」
...年中澄むこともなく泥土に汚れている水は...
本庄陸男 「石狩川」
...澄むが儘に澄むだ水底は...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...それは廻り澄む三つの独楽が今や将に相触れむとする刹那の静謐である...
室生犀星 「愛の詩集」
...「あきら」の目のように清く澄むまで...
柳田国男 「雪国の春」
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