...澄みきった青空の下に大きく環を描いて...
池谷信三郎 「橋」
...空気はおのずから澄み渡って...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...わが樂(がく)の日毎(ひごと)に清く澄みわたり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...お前の心境いよいよ澄み渡ったそうだね...
太宰治 「或る忠告」
...ついさっきまでは澄み切った空気の底にくっきりと襞(ひだ)を重ねていたのが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...弱くはあったが澄み切っていた...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...澄み切った純潔さ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...広々と澄み渡った青空が一目(ひとめ)に打仰(うちあお)がれる...
永井荷風 「監獄署の裏」
...空の澄み切った秋日和(あきびより)などには...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...紺碧(こんぺき)の湖は古鏡のように澄みわたり...
久生十蘭 「湖畔」
...濃く深く澄みわたった青空に...
火野葦平 「花と龍」
...青く澄みわたつた月あかりの空の下に...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...心は澄み切り、魂はしずもっていた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...星は光を消されないで小さく澄みながら窓に輝いていたり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...胸中澄みわたっている人馬一体となった爽やかな調べの籠った素朴さがあった...
横光利一 「旅愁」
...澄みきった女の覚悟を姿に描いて退がりかける容子である...
吉川英治 「私本太平記」
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若山牧水 「樹木とその葉」
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若山牧水 「みなかみ紀行」
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