...敵を完全に潰滅させる...
...企業が倒産の危機に陥り、潰滅した...
...大雨が多くの家屋を潰滅させた...
...絶滅危惧種の生物が潰滅の危機に瀕している...
...負け続けてチームの士気が潰滅している...
...敵を潰滅するために航空機が依然として必要であろう...
石原莞爾 「最終戦争論」
...社会運動として云えば「左翼の潰滅」と呼ばれるものに相応する処の現象だ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...如何なる涙をその上に母はそそいだことだらう!親しい我が子の奥津城((おくつき))に、流す涙ははてもない!さはれ夜闌(た)けて眠る時、薔薇色の、天の御国(みくに)の閾(しきみ)から小さな天使は顕れて、母(かあ)さんと、しづかに呼んで喜んだ!……母も亦微笑(ほゝゑ)みかへせば……小天使、やがて空へと辷((すべ))り出で、雪の翼で舞ひながら、母のそばまでやつて来てその脣(くち)に、天使の脣(くち)をつけました……千八百六十九年九月一日ランボオ・アルチュルシャルルヴィルにて、千八百五十四年十月二十日生3 エルキュルとアケロユス河の戦ひ嘗て水に膨らむだアケロユスの河は氾濫し、谷間に入つて迸((ほとばし))り、その騒擾いはんかたなく、そが浪に畜群と稔りよき収穫を薙ぎ倒し、人家悉く潰滅し、みはるかす田畠(でんぱた)は砂漠と化した...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...欧米の近代都市も恐らく一瞬にして潰滅する他はないであろう...
仁科芳雄 「原子力の管理」
...一族の潰滅(かいめつ)に備えて...
山本周五郎 「山彦乙女」
...自分の隊もひとたびは潰滅(かいめつ)に瀕(ひん)した太郎義信が新手を得て再編制して来た一隊である...
吉川英治 「上杉謙信」
...おそらく越軍の主力は千曲川に潰滅を遂げたにちがいない...
吉川英治 「上杉謙信」
...一挙に賊軍を潰滅させ...
吉川英治 「三国志」
...徐州兵はことごとく潰滅(かいめつ)され...
吉川英治 「三国志」
...燕人(えんじん)張飛がこれに待ち受けているのも知らずに」ここでもまた、潰滅をうけて、屍山血河を作った...
吉川英治 「三国志」
...ために、蜀兵の潰滅は、全面に及んで、しかも随所個々に殲滅され、関興のごときは、わけて敵に目ざされて、終日、退路を走り惑い、あやうく越吉元帥の鉄鎚に砕かれるような目に幾度も遭った...
吉川英治 「三国志」
...こんな潰滅状態のなかにありながらも...
吉川英治 「私本太平記」
...「潰滅(かいめつ)の兆(ちょう)が見えてきた...
吉川英治 「新書太閤記」
...この前に、前田父子の陣は、茂山から旗を返して、遠く帰北し、佐久間の残兵も、一応踏みとどまって抗戦を試みたが、支(ささ)え得べくもなく、再び、潰滅されていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...完全に潰滅(かいめつ)し霧散(むさん)し去った...
吉川英治 「新書太閤記」
...根来の潰滅(かいめつ)を見せられ...
吉川英治 「新書太閤記」
...もう全部の潰滅(かいめつ)である...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...潰滅よりもさらに烈しい苦痛を忍び...
和辻哲郎 「転向」
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