...敵軍潰乱(かいらん)全線に総退却...
太宰治 「秋風記」
...敵はまずこれを潰乱させてからまっしぐらにそのあとを追い...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いかに武田軍が一時は危険なる潰乱(かいらん)状態に陥入(おちい)ったか想像に難(かた)くない...
吉川英治 「上杉謙信」
...突破をうけて潰乱した...
吉川英治 「三国志」
...陣地から潰乱して走りだした...
吉川英治 「三国志」
...鼓(こ)もとり落して潰乱(かいらん)を起していた...
吉川英治 「三国志」
...官渡から潰乱してくる途中...
吉川英治 「三国志」
...北の柵門からも陳武、呂蒙(りょもう)などという呉将の名だたる手勢手勢が、喊(とき)を作り、銅鑼(どら)をたたき、一度に取籠(とりこ)めて猛撃して来たため、空陣の袋に入っていた曹仁以下の兵は、度を失い、さわぎ立って、蜂の巣のごとく叩かれたあげく、士卒の大半を討たれて、八方へ潰乱した...
吉川英治 「三国志」
...長沙の兵は潰乱(かいらん)してたちまち城地の第二門へ逃げこんでしまった...
吉川英治 「三国志」
...蜀兵はたちまち斬り立てられ追い立てられて、総潰乱を起した...
吉川英治 「三国志」
...みぎたなく潰乱(かいらん)しだした...
吉川英治 「私本太平記」
...十一段まで潰乱(かいらん)されてしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...宇喜多勢は潰乱(かいらん)しだした...
吉川英治 「新書太閤記」
...この味方の中核陣地の潰乱(かいらん)を前に...
吉川英治 「新書太閤記」
...それは悉(ことごと)く潰乱(かいらん)の兵...
吉川英治 「新書太閤記」
...潰乱(かいらん)する味方の流れから駈けもどって...
吉川英治 「新書太閤記」
...精鋭な薩南の兵と戦ってひとたび潰乱(かいらん)したら殆ど脱走してしまうだろう...
吉川英治 「日本名婦伝」
...四万(とコルテスは称する)の土人兵を潰乱せしめたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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