...金を使い潰す所であるから...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...だしぬけに低い押し潰すやうな声で呼びかけるのが聞えた...
薄田泣菫 「茶話」
...剩へ平坦の處へ出て良田を潰す...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...此村を潰す費用を四十八萬圓と云ふ金を掛けた...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...それで三十八年の春到底いかぬが村を潰すのも如何にも殘念なことだから...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...檸檬(レモン)・檳榔樹(びんろうじゅ)の実・汁を含んだ蕃爪樹(ばんそうじゅ)・膚の白い巨大なココナッツ・椰子玉菜・多液性のマンゴステン・土人はこれで身代を潰すと言われてる麝香猫(ドリアン)の実・田舎の少女のようなパパヤ・竜眼・茘枝(ライチイ)・麺麭(パン)の実・らんぶたん――...
谷譲次 「踊る地平線」
...審議未了で握り潰す方針をとった...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...友達をたづねたり図書館で時間を潰す事などを考へ出したのも...
永井荷風 「来訪者」
...四五十匹もある毛虫を潰すのも穢い...
長塚節 「栗毛虫」
...自分は急に虫を潰すのをやめた...
夏目漱石 「坑夫」
...――人間を丸ごと押し潰すやうな材木や石ぢやないよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まるまるあなたの顔を潰す訳にもいくまいから...
久生十蘭 「魔都」
...無駄に時間を潰すばかりですよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...どんな怒号する剣戟(けんげき)役者でも必ず一度は調子をやる(声を潰す)という折り紙つきのところの上に...
正岡容 「わが寄席青春録」
...そんならあなたも色気なんぞを出して2740結構な暇を潰すことをお廃(よし)になり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「おれは潰すぞ」と綱宗は叫んだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...たとえば取潰すことが無理なら...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...一々鑑定が出来たら肝を潰すであろう...
夢野久作 「お茶の湯満腹談」
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