...海辺で潮騒を聞きながら散歩するのは心地よい...
...旅館の部屋から潮騒が聞こえるのは癒される...
...潮騒に合わせて波打つキャンドルの明かりに癒される...
...暑い日には海に行って潮騒を感じながら涼むのが最高...
...潮騒とともに拡がる広い海を見ていると自分の小ささを感じる...
...荒海の潮騒(しおざい)のような物すごい響きが何か変事でもわいて起こりそうに聞こえていた...
有島武郎 「或る女」
...干潮になった無月の潮騒(しおざい)が...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...無窮に醒めて眠らぬ潮騒(しほざゐ)の海との間に...
石川啄木 「漂泊」
...津(おきつ)潮騒(しほざゐ)すべりゆく舷(ふなばた)近くむれ集(つど)ふ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...潮騒(しほざゐ)高く湧くならむ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...暗い池の端に立った俺の耳には何か遠い潮騒(しおさい)のようだった...
高見順 「いやな感じ」
...が海は相かわらず潮騒(しおさい)の音を立てて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...潮騒も恋せよとささやく...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...」風と潮騒とそれに雷鳴とで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...個人より集団へと移りつつある世界の流れの潮騒のしるしが...
中井正一 「歴史の流れの中の図書館」
...と何か遠くからザワザワと潮騒(しおさい)のようなものが押しよせてくる...
原民喜 「鎮魂歌」
...墓地の草の葉を撫でていく湿った海風は誰のためだろう?潮騒(しおざい)のような風の音...
久生十蘭 「だいこん」
...潮騒のような音をたてて林の中を吹きぬけてゆく...
久生十蘭 「肌色の月」
...革命歌が潮騒のように冬宮のあたりまでひろがってきたが...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...吹雪の音が潮騒のように聞えた...
本庄陸男 「石狩川」
...真黒な潮騒(しおさい)のような...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ジンタは寂しい港町です朔風(さかかぜ)にうらぶれた潮騒(しほざい)です吐息(といき)のやうにとぎれては続きます濡れてゐるやうに 泣いてゐるやうにラツパ・たいこ・クラリオ(ママ)ネツトジンタは冬がやつて来た港町です昨日(きのう)の唄を昨日(きのう)の生活(せいくわつ)を潮騒のやうに歌つて通ります...
森川義信 「ジンタ」
...ただ遠く潮騒(しおさい)に似た喊声(かんせい)が聞えて来るのみだった...
吉川英治 「三国志」
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