...泥濘(ぬかるみ)の干潟をピョンピョン飛び廻っている生物がいた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...此時には遙遙海を越えた新潟縣からも...
江南文三 「相川おけさ」
...松浦潟の一角で泊つた...
種田山頭火 「行乞記」
...松浦潟――そのよさが今日初めて解つた...
種田山頭火 「行乞記」
...或日塚山は新潟まで行く用事があって...
永井荷風 「ひかげの花」
...振りかへるともう新潟の港はどことも分らぬ...
長塚節 「佐渡が島」
...余は一も二もなくそれは蛸を賣りに行くといふ内野の川口だと思つたので看守人に聞いて見たらあれは新潟であの煙が石油製造所だといつた...
長塚節 「彌彦山」
...平潟へも上陸せぬといふ...
長塚節 「隣室の客」
...この雪の幻像は、東北から中部にかけての山地、殊に山形、新潟、長野、山梨などに数多く存在するが、文献に現われたり、名前が知られていながら、本体がハッキリわかっていないもの、あるいは名前さえ広く知られていないものも少なくないらしい...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...岬が腕のように両方から伸びだした潟の海に...
久生十蘭 「だいこん」
...そしてほかのところなら、潟だの、その潟から立つ熱いもやだのといういやな添え物なしに、海となぎさがあるのだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...二里も三里も干潟(ひがた)になったって云ってます...
水上滝太郎 「九月一日」
...地理學者は多く一方の太平洋岸でいふ潟の意味に使つて居るのであります...
柳田國男 「潟に關する聯想」
...又澤山な潟が現はれて居るのであります...
柳田國男 「潟に關する聯想」
...今ではまだ汐干(しおひ)潟のカタの方が古い意味だと...
柳田國男 「地名の研究」
...潟に入り込む川は淡水(まみず)を運び入るるのみならず...
柳田國男 「地名の研究」
...秋田の八郎潟(はちろうがた)の主(ぬし)になっているという八郎おとこなども...
柳田国男 「山の人生」
...なるべく干潟(ひがた)の遠くを通れ」口から口へ...
吉川英治 「私本太平記」
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