...彼はまるで潜勢力のように、何か大きなことをする力を秘めている...
...彼女の目立たない努力はまさに潜勢力と言えるだろう...
...政治家たちは潜勢力を見極めるために、常に社会の動向に気を配っている...
...彼らは潜勢力を活性化するために、新しいアイデアを出し合った...
...もし彼が潜勢力を発揮すれば、その才能は一流の芸術家に匹敵するだろう...
...傲慢で伊達者な潜勢力を押さえて...
谷譲次 「踊る地平線」
...最近にはまた勉強の活勢力を得るための潜勢力を養うべき「怠け日」であった暑中休暇も廃止されるくらいであるから...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...其の一種の潜勢力は多少内閣に威重を加へたりしやも知る可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...(二十九年十二月)山県侯の政治的系統其一 山県侯の潜勢力有体に云へば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伊藤侯は潜勢力なきに非ずされど其現在の位地は寧ろ孤立なり一見すれば其名望甚だ広大なる如くなれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...侯の潜勢力にして存在する限りは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...然しその潜勢力は朱鵬を凌ぐものがあると言われていた...
豊島与志雄 「秦の出発」
...潜勢力が強くなって...
直木三十五 「南国太平記」
...謙信という人たちの日本の歴史上の潜勢力もまた大きなものと言わねばならぬ」「しかし...
中里介山 「大菩薩峠」
...努力奮闘を標榜(ひょうぼう)する者も静坐(せいざ)黙想(もくそう)をすることは潜勢力(せんせいりょく)を増加するのもっとも得たる策(さく)だと思う...
新渡戸稲造 「自警録」
...一種の潜勢力が不思議でたまらなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恐ろしい潜勢力を持つた男でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そしてこんな勢の不利な場合は幾らあせっても仕方が無いからそんな時は黙ってウント勉強し潜勢力を養い...
牧野富太郎 「植物記」
...そんな時は黙ってウント勉強し潜勢力を養い...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...――野州足利ノ庄は、足利の本拠といえ、まことに微々たる一僻地にすぎないが、やはり古い名族だけのものはあって、他州に分布されていた血流がたまたまこんどのよろこびを機会に集まったのを見ると、「さすがは源氏の嫡系、足利党もゆゆしきもの」と人々は、その潜勢力に、いまさらの如く、眼をみはったようである...
吉川英治 「私本太平記」
...しかも衆徒の間に強大な潜勢力をもっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...つねに不気味な武力と潜勢力の保持者である...
吉川英治 「私本太平記」
...抜けきらない潜勢力とには...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??