...ソッと潜り戸を押して見たが...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...厚ぼったい葉なみを潜りぬけたり...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...漁師はまたもとのように篷の下に潜り込もうとしたが...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...船底の水を潜り越させる刑罰のこと...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...首尾よく縁の下へ潜り了(おお)せたか...
中里介山 「大菩薩峠」
...潜り込んだら最後身体が岩洞の天井に吸いつけられそうな気がした...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...幸い中へ潜り込んだのは俺一人だ」「よしッ...
野村胡堂 「音波の殺人」
...魚のように潜りました...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...吊天井の下に誰か潜り込む奴があるかい...
葉山嘉樹 「牢獄の半日」
...私の身体など潜り抜けることができそうな奴です...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...その中の一つの潜りはたゞ(かけがね)がしてあるだけだつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...すぐ寝台に潜り込んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...そう言って潜り戸の方へ寄ったが...
室生犀星 「蛾」
...二人の潜り手が乗っている船と...
夢野久作 「白髪小僧」
...火の輪を潜り抜けたりする中(うち)に綺麗に縄を脱けてしまうんです...
夢野久作 「暗黒公使」
...まだ苫(とま)の下に潜りこんでいた他(ほか)の浪人者二人が...
吉川英治 「大岡越前」
...小さい潜り門が開き...
吉川英治 「新書太閤記」
...足を洗って寝床の中へ潜り込んでいた...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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