例文・使い方一覧でみる「漾」の意味


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...七日(なぬか)も(たゞよ)ひつゝ...   七日も漾ひつゝの読み方
泉鏡太郎 「麻を刈る」

...流るる水に(ただよ)うのであろう...   流るる水に漾うのであろうの読み方
泉鏡花 「海の使者」

...其(そ)の荒海(あらうみ)に(たゞよ)ふ風情(ふぜい)に...   其の荒海に漾ふ風情にの読み方
泉鏡太郎 「艶書」

...漂々として波に(ただよ)えるがごとく顕(あらわ)る...   漂々として波に漾えるがごとく顕るの読み方
泉鏡花 「海神別荘」

...およそ似つかしからぬ艶めいた香を(ただよ)わせるのだった...   およそ似つかしからぬ艶めいた香を漾わせるのだったの読み方
海野十三 「鍵から抜け出した女」

...○洞庭(とうてい)○赤壁(せきへき)○潯陽(じんやう)○楊子(やうし)の海の如き四大江(だいこう)を蕩周流(たうやうしうりう)して朽沈(くちしづま)ず...   ○洞庭○赤壁○潯陽○楊子の海の如き四大江を蕩漾周流して朽沈ずの読み方
京山人百樹刪定 「北越雪譜」

...一つの仮象の中に閑暇の中に游している...   一つの仮象の中に閑暇の中に漾游しているの読み方
中井正一 「物理的集団的性格」

...僕も虚集丈でつきた譯でもないから是から又何ぞかく積りで居る...   僕も漾虚集丈でつきた譯でもないから是から又何ぞかく積りで居るの読み方
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」

...女は長い睫(まつげ)の奥に(ただよ)うているような眼で鴉を見詰めながら「あの鴉は五羽います」といったぎり小供の問には答えない...   女は長い睫の奥に漾うているような眼で鴉を見詰めながら「あの鴉は五羽います」といったぎり小供の問には答えないの読み方
夏目漱石 「倫敦塔」

...彼はそこの家に(ただよ)う空気の異状さに感づいた...   彼はそこの家に漾う空気の異状さに感づいたの読み方
原民喜 「壊滅の序曲」

...がしかし清二は彼の顔にう苦悶(くもん)の表情をみてとって...   がしかし清二は彼の顔に漾う苦悶の表情をみてとっての読み方
原民喜 「壊滅の序曲」

...何処からともなしに鬼気がってゐた...   何処からともなしに鬼気が漾ってゐたの読み方
原民喜 「虹」

...僕は宙につてゐて...   僕は宙に漾つてゐての読み方
原民喜 「火の子供」

...おおらかな感銘の(ただよ)っているのも束(つか)の間(ま)で...   おおらかな感銘の漾っているのも束の間での読み方
原民喜 「冬日記」

...々(ようよう)として波のまにまにただよい...   漾々として波のまにまにただよいの読み方
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」

...物悲しい微笑を(ただよ)わしている博士の顔を仰いだが又...   物悲しい微笑を漾わしている博士の顔を仰いだが又の読み方
夢野久作 「ドグラ・マグラ」

...猥雑(わいざつ)な顫律(せんりつ)を(ただよ)わせて...   猥雑な顫律を漾わせての読み方
吉行エイスケ 「東京ロマンティック恋愛記」

...腥(なまぐさ)く(ただよ)っているのだった...   腥く漾っているのだったの読み方
蘭郁二郎 「夢鬼」

「漾」の読みかた

「漾」の書き方・書き順

いろんなフォントで「漾」


ランダム例文:
トーマス   ふざけた真似   故造  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

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