...しかも漸(やうや)く帰つて来ると...
芥川龍之介 「秋」
...今日漸く分ったのじゃ」「三十六貫目の黄金! 小判に直せば...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...他方においては幾千万の人間は漸々(ぜんぜん)貧困となり餓(うえ)に迫られてはだんだん安い給金にも甘んじて...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...漸く意を安んじて横木を渡つてしまふと...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...N君なども漸く自然主義といふことについて本当に考へ始めたなと思つた...
田山録弥 「スケツチ」
...西漸(せいぜん)の勢(いきおい)日一日よりも急なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...漸く海と月とに酔うては進みつつ行くと...
中里介山 「大菩薩峠」
...漸(やうや)く風呂(ふろ)の明(あ)いた時(とき)はお品(しな)は待遠(まちどほ)であつたので前後(ぜんご)の考(かんがへ)もなく急(いそ)いで衣物(きもの)をとつた...
長塚節 「土」
...漸(ようや)く縄を打ったところ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...漸く這ひ上がつた時は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...漸くはっきり解って来た...
萩原朔太郎 「老年と人生」
...漸く静かな呼吸をしだしていた...
堀辰雄 「三つの挿話」
...笛を鳴らした!」(蜜柑が漸く色づきはぢめた頃彼等は...
牧野信一 「F村での春」
...)平地漸く近して砂川緩流広四五間なり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...漸う、よちよち歩きはじめたばかりの三番目の子までが、まわらぬ口で、「ヤクダ、ヤクダ」と呼びたてて、寿女の背に乗りたがる...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...引越して行つた三人の女の職業を漸(やうや)く想像することが出来た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...漸くふさわしくない年配にもなったためか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...漸くキリシタンを領主とする国の首府に...
和辻哲郎 「鎖国」
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