...一方にはきわめて消極的な涙もろい意気地(いくじ)ない絶望が漲るとともに...
田山花袋 「一兵卒」
...動脈の漲る音が高く明らかに鳴っている...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...もしもの事があったら老い衰えた両親や妻子はどうなるのだと思うと満身の血潮は一時に頭に漲る...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...嬉しそうな色が父親の柔和な顔に漲る...
寺田寅彦 「やもり物語」
...雲のまだ收まるか收まらぬに鹿股川は濁流が漲るのである...
長塚節 「痍のあと」
...或は山江水漲る間を通して足利にいる...
長塚節 「草津行」
...利根川や漲る水に打ち浸る楊吹きしなふ秋の風かもおぼほしく水泡吹きよする秋風に岸の眞菰に浪越えむとす同廿三日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...女のつた目には涙の漲るのを見た...
長塚節 「隣室の客」
...何となく真珠色の光の漲るこの席上には不似合な風体(ふうてい)ですが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...そこに満ち漲る愉しい温い雰囲気がつくづくと次郎吉は恋しかった...
正岡容 「小説 圓朝」
...驚愕(きょうがく)の色が漲るのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...斯うした種々の気持は皆一まとめになって物音もしない熱気の漲る病人の小部屋にながれて行くのであった...
宮本百合子 「黒馬車」
...光漲るなかに何と大きい精神の慰安が在ることでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...己の口一ぱいに血が漲るのを感じた...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...色セメントや色ペンキで近代様式の数寄(すき)を凝らした家並み……意匠の変化を極めた飾窓……往来に漲る光りの洪水……どよめき渡る電車...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
......
横瀬夜雨 「花守」
...夕日に漲る海面を下にしたバルコオンで食事の支度を待つのだった...
横光利一 「旅愁」
...漲る雨水の中に立往生してしまうことなどもままあった...
吉川英治 「三国志」
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