...十二時近くなると毎晩下から沢庵漬を取りよせて酒を飲むのだつたが...
有島武郎 「骨」
...辛い味噌漬二切で食事をすます...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...深い所では腰の辺まで漬かってしまうので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...……』ぶら/\歩いてゐるうちに、酒が飲みたくなつて、飲むだけの十銭は持つてゐたので、一杯ひつかけた、漬物、皿、炭、等々を買つたら、もう財布には一銭銅貨四枚しか残つてゐない...
種田山頭火 「行乞記」
...清三はあわてて茶漬(ちゃづけ)をかっ込んで出かけた...
田山花袋 「田舎教師」
...お茶漬を一杯呼んで下さいと言って...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...巨大な漬物石が二つ――二三十貫もあろうと思われるのが入っていたのは奇怪で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...天眼通だ」「何んだえ騷々しい」「あかに漬(つか)つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...砂糖漬の果物と葡萄酒...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...それをサラダ油と西洋酢と塩胡椒を交(ま)ぜたものへ四時間ほど漬けておいて両面へバターを塗って鉄網(かなあみ)で焼きます...
村井弦斎 「食道楽」
...お芋は上等の品を撰んで輪切にしたら直(す)ぐ水へ漬けてアクを出さないとお粥の色が悪くなって渋味が出ます...
村井弦斎 「食道楽」
...上州沼田辺の豆も大きいそうですが新豆の乾(ほ)したのなら一昼夜水へ漬けます...
村井弦斎 「食道楽」
...その俯向けておられる禿頭(はげあたま)を底から漬(ひた)していないなら...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...食物ですが「奈良漬」はここを本場とするのでその名を得たのでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...其れに交つた砂糖漬の白樺の棒縞(ぼうじま)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...首は塩漬けにして保存してあるだろう」「それは何とかしなければなりますまい」「葬儀をか?」「いや後日の備えをです...
吉川英治 「三国志」
...美食のあとの茶漬好み...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お茶漬を食べさせてやっているところなンだが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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