...仕事に漫然と取り組むと成果が出ません...
...漫然と時間を過ごすのはもったいないですね...
...何も目的地が決まっていない旅は、漫然としていて楽しいです...
...考えもせずに漫然と選んだ駅で降りると、面白い場所が見つかることがあります...
...生活が漫然と過ぎていくのは嫌だと思う人も多いでしょう...
...今度はポッケットの夕刊を漫然と膝の上へひろげて見た...
芥川龍之介 「蜜柑」
...漫然と煮え切らない視線をさまよわせた...
芥川龍之介 「毛利先生」
...漫然昼寝するなどということは...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...漫然わが古代女性の低地位説を唱え...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...ただ漫然と本を読んでいても...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...漫然とこの問題が取り上げられたに過ぎなかったからである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...又後に至って今日の進化論の思想を単に漫然とではなく実に疑う余地のない程明らかに述べている...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...処でこの非常時風景を世間では漫然とファシズムという名で呼んでいるが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...漫然たる最初の想像が全く覆(くつがえ)されたのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...湯槽の縁(ふち)へ肘(ひじ)をかけて漫然(まんぜん)と...
夏目漱石 「二百十日」
...ただ漫然(まんぜん)として空裏(くうり)に飛揚(ひよう)する愛であった...
夏目漱石 「明暗」
...罪のない幼児(おさなご)だからと漫然と思ったり...
羽仁もと子 「おさなご」
...漫然と夜伽をしたりするほかどうする才覚もないらしく...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...漫然とただ想像によって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...漫然と顔をそむけたのであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...多少当惑もした感じで漫然と腕組みをしていた...
山本周五郎 「陽気な客」
...日吉は、ただ漫然と、時を空費していられなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし漫然と放免は出来ぬから...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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