...仕事に漫然と取り組むと成果が出ません...
...漫然と時間を過ごすのはもったいないですね...
...何も目的地が決まっていない旅は、漫然としていて楽しいです...
...考えもせずに漫然と選んだ駅で降りると、面白い場所が見つかることがあります...
...生活が漫然と過ぎていくのは嫌だと思う人も多いでしょう...
...知識も食物のやうにほんとに空腹でありもせぬのに漫然と箸を取れば...
會津八一 「綜合大學を迎へて」
...僕は漫然とその次の「鎌倉漫筆」へ目を移した...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...漫然と桜を眺めてゐる...
芥川龍之介 「好色」
...主観が大きいとか小さいとか漫然言ふけれど...
田山録弥 「或新年の小説評」
...日本人が支那人に対し漫然たる人種的優越感を以て臨むようなことはもとより避けねばならぬが...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...漫然今日の難局に當りたるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...漫然今日の難局に当りたるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...漫然と人事上の探検を試みる勇気もなくなって...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...この頃漫然と外出する時は...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...自分が登場者となつてゐる舞台をたゞ漫然と考へてゐたゞけなのである...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...漫然と部屋のなかを彼方此方に浮遊する割合に静かな遊戯だつた...
牧野信一 「蝉」
...漫然たる笑ひを浮べながら...
牧野信一 「蝉」
...何ら目当のないことを漫然と想つてゐた...
牧野信一 「眠い一日」
...」たゞ漫然と眠気と戦ひながら...
牧野信一 「眠い一日」
...漫然と遊び暮してゐた...
牧野信一 「村のストア派」
...――実を申せば、わたくしから殿のお耳に入れた儀も――里見(さとみ)、大内(おおうち)などの諸家の城には天守があるということも――いつか宿直(とのい)の折、光秀どのから詳しく伺ったおはなしを、お伝えいたしたに過ぎません」「では、そちの献策というわけではないのか」「いちいち、これは誰の語ったことです、これは誰の言葉ですと、お断りするもうるそうございますゆえ、漫然と、殿の御参考までに、天守閣をお築きあってはいかがと、申しあげてみたのみでございました」「そうか...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして両者が漫然と水に油の並存をつづけてゐることを痛罵してゐる...
吉野秀雄 「秋艸道人の書について」
...ただ漫然と風習に従って土下座したに過ぎぬのです...
和辻哲郎 「土下座」
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