...更に北方には漢水蜿蜒(えんえん)と天際に流れ...
太宰治 「竹青」
...かなたには漢水の小波(さざなみ)が朝日を受けて躍っている...
太宰治 「竹青」
...一年の中に漢水へ三四回も往くので不便であった...
田中貢太郎 「竹青」
...呉軍は漢水方面にひき退(しりぞ)いた...
吉川英治 「三国志」
...孫堅の長男孫策は漢水に兵をまとめてから...
吉川英治 「三国志」
...漢水へ追撃の命をお下しあるように望みます」劉表は...
吉川英治 「三国志」
...漢水に入って、我に還った張は、ふと気づいて、夏侯尚、韓浩に、「天蕩山(てんとうざん)は、味方の兵粮を貯蔵しあるところ、米倉山(べいそうざん)に続き、みなこれ漢中の軍が生命とたのむところである...
吉川英治 「三国志」
...自分は直ちに漢水を渡って遮二無二敵の中へ深く駈けこむであろう...
吉川英治 「三国志」
...二はるか漢水の東に陣していた張は...
吉川英治 「三国志」
...漢水の彼方、今朝から固唾(かたず)をのんでいた蜀の趙雲は、「――まだ午の刻にはすこし間があるが、あの黒煙が空に見えだしてから時も経つ...
吉川英治 「三国志」
...何万騎やらただ真ッ黒になって漢水を越えてきます」すると趙雲は炬(きょ)のごとき眼をして...
吉川英治 「三国志」
...漢水の流れにかかるや...
吉川英治 「三国志」
...共に漢水の岸に立って...
吉川英治 「三国志」
...はっと、驚いて、振り向くと、漢水の浮橋が、炎々と燃えているのだった...
吉川英治 「三国志」
...ひそかに脱して漢水を越え...
吉川英治 「三国志」
...曹操は、忿懣(ふんまん)に忿懣を重ね、再度、漢水を前面に、重厚な陣を布いた...
吉川英治 「三国志」
...曹彰は父とはべつに代州(たいしゅう)烏丸(うがん)(山西省・代県)の夷(えびす)の叛乱を治めに行っていたのであるが、漢水方面の大戦、刻々味方に不利と聞き、あえて父の命もまたず、夜を日についで加勢に向ってきたのだった...
吉川英治 「三国志」
...南方から飛翔(ひしょう)してきた数千の鳥群がいちどに漢水へ落ちて死んだとか...
吉川英治 「三国志」
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