...盖(けだし)漢土(かんど)の熊(くま)は酉陽雑俎(いうやうざつそ)の説(せつ)のごとくにや...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...漢土にては天津(テンシン)・上海(シャンハイ)・広東(カントン)の三港に日本商館を設け建つべし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...漢土に『飛燕外伝』...
永井荷風 「桑中喜語」
...是即ち漢土の道徳學にて...
西周 「情智關係論」
...漢土聖人の教をもって徳育の根本に立てて...
福沢諭吉 「徳育如何」
...簡樸(かんぼく)なるは漢土の詩の長所なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...竹島は日本を離ること遠くして漢土に近く...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...皇国を漢土の上に置き...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...是を漢土で黄泉とも呼んでいた冥界(めいかい)のことだと...
柳田国男 「海上の道」
...漢土には少なくとも公(おおや)けに行われていなかったらしい...
柳田国男 「海上の道」
...長崎の漢土(かんど)独楽...
吉川英治 「江戸三国志」
...漢土の金石は何をやつたかしれないが...
吉川英治 「折々の記」
...漢土(かんど)にもこういう話があった」ふたたび床几(しょうぎ)へもどりながら...
吉川英治 「黒田如水」
...ついに根を漢土に張って...
吉川英治 「三国志」
...漢土でないところはない...
吉川英治 「三国志」
...漢土の史書は日本にまで彼の名とその忠節とをつたえていた...
吉川英治 「私本太平記」
...漢土(かんど)の智者謀将(ぼうしょう)にもまさる者だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...漢土から帰化した織部(おりべ)の機女(はため)や縫工女(ぬいめ)たちが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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