...私の推察どおり大漢土木公司の親方であった...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...漢土に『飛燕外伝』...
永井荷風 「桑中喜語」
...漢土(かんど)には白雨を詠じたる詩にして人口に膾炙するもの東坡(とうば)が望湖楼酔書を始め唐(とう)韓(かんあく)が夏夜雨(かやのあめ)...
永井荷風 「夕立」
...ああ云う事をする者を漢土(かんど)では玉人(きゅうじん)と称したもので至って身分の軽いものだ」と云いながら主人の方を向いて暗に賛成を求める...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...簡樸(かんぼく)なるは漢土の詩の長所なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...漢土の詩と同じく志を述ぶるものとなせるなり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...竹島は日本を離ること遠くして漢土に近く...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...皇国を漢土の上に置き...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...是を漢土で黄泉とも呼んでいた冥界(めいかい)のことだと...
柳田国男 「海上の道」
...漢土には少なくとも公(おおや)けに行われていなかったらしい...
柳田国男 「海上の道」
...または隔句に同語を繰返して韻に押すは漢土の古詩に例多し...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...漢土の話にもこの日本でも聞いた例しがない...
吉川英治 「黒田如水」
...漢土(かんど)にもこういう話があった」ふたたび床几(しょうぎ)へもどりながら...
吉川英治 「黒田如水」
...――予は漢土の風習に倣(なら)うものではないが...
吉川英治 「黒田如水」
...ついに根を漢土に張って...
吉川英治 「三国志」
...禅僧の手で漢土から渡来した始めのころは...
吉川英治 「私本太平記」
...漢土(かんど)の智者謀将(ぼうしょう)にもまさる者だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...(漢土から来た織女(おりめ)や縫工女(ぬいめ)が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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