...カンナの漢名は紅蕉といつて...
會津八一 「趣味の修養」
...この立札には齋藤鶴磯名は政夫、司馬江漢名は峻、といつたやうに、芥川龍之助 東京の人、大正昭和の代表的小説家、新技巧派の作家としてその理智的作風は一世に風靡す、昭和二年七月自ら生命を斷つ、行年三十六歳、といふ小傳が誌してある...
小穴隆一 「二つの繪」
...この杜若なる漢名を用いたのが長い年の間続いたが...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...右のように従来わが邦で用いられている漢名には...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...これは漢名小蒜の二字に基づいた紙上の名であるといってよい...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...これは誤りであって元来草とはチョウセンガリヤス(Diplachne serotinaLink. var. chinensisMaxim.)の漢名である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その菜豆はけっしてこの豆の漢名にはなり得ないようだ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...これはもとより漢名ではなく初め薩摩での俗称であったのだが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...すなわち斉樹はオリーブの音訳漢名なのである...
牧野富太郎 「植物記」
...檜はイブキビャクシン(略してイブキという)の漢名である...
牧野富太郎 「植物記」
...また日本で榛の字を用いていれどこれは漢名ではなく全く俗字である...
牧野富太郎 「植物記」
...アシは漢名を蘆と書く...
牧野富太郎 「植物記」
...従来の本草者流はこれが漢名(支那名の事)を元宝草といっているが...
牧野富太郎 「植物記」
...それからカキツバタに杜若(とじゃく)という漢名を俳人や本草学者が前からよく用いて居った...
牧野富太郎 「植物記」
...もしも「さざんか」を漢名を用い支那の名で書きたければそれを茶梅とすればよい...
牧野富太郎 「植物記」
...これらは共に誤でフキには別に漢名はない...
牧野富太郎 「植物記」
...漢名和名の詮議が無用だとする説は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...小野氏が漢名の「珠(かんしゅ)」に比定せられた第四の非食用種...
柳田国男 「海上の道」
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