...好(い)いですか? 妙子を囲んでいるのは寂しい漢口(ハンカオ)の風景ですよ...
芥川龍之介 「或恋愛小説」
...一 欧羅巴的漢口この水たまりに映っている英吉利の国旗の鮮(あざやか)さ...
芥川龍之介 「雑信一束」
...二 支那的漢口彩票や麻雀戯(マアジャン)の道具の間に西日の赤あかとさした砂利道...
芥川龍之介 「雑信一束」
...漢口(ハンカオ)...
芥川龍之介 「「支那游記」自序」
...漢口(ハンカオ)のバンドを歩いていたら...
芥川龍之介 「上海游記」
...ところが漢奸(かんかん)だというので漢口の附近で一網打尽に殺戮(さつりく)されたらしい...
高村光太郎 「回想録」
...漢口の山の中に伝書鳩の箱や設備が残っていたということだが...
高村光太郎 「回想録」
...漢口(はんこう)の水谷へ手紙を書いた...
豊島与志雄 「反抗」
...漢口(ハンカオ)で開かれた汎太平洋労働会議に派遣されたまま...
久生十蘭 「金狼」
...支那では、香港(ホンコン)、漢口、北京(ペキン)という工合に転々としていたのです...
久生十蘭 「金狼」
...十月二十七日(木曜)漢口陥落...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...場内放送で漢口陥落の報...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...漢口陥落ときいて涙が出さうになった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...二十二人の作家が来るべき漢口陥落記録のために出発する由です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一旦漢口に行ってから...
柳田国男 「故郷七十年」
...最後は漢口と武昌へ行ったが...
柳田国男 「故郷七十年」
...單に筆の一兵士文藝人の漢口從軍行について...
吉川英治 「折々の記」
...漢口の上流)には...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索