...好(い)いですか? 妙子を囲んでいるのは寂しい漢口(ハンカオ)の風景ですよ...
芥川龍之介 「或恋愛小説」
...上海や漢口(かんこう)の妓館にあるのと殆(ほとん)ど変りは見えなかった...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...漢口(ハンカオ)を...
芥川龍之介 「長江游記」
...九江から漢口(ハンカオ)までは大安丸である...
芥川龍之介 「長江游記」
...漢口あたりの水面の高低は...
芥川龍之介 「長江游記」
...この持続的戦争に対する思索に漢口時代の大部分を費やしたのであった...
石原莞爾 「戦争史大観」
...漢口を經て洛陽龍門を觀...
小穴隆一 「二つの繪」
...―――日本軍の漢口進攻作戦とチェッコのズデーテン問題...
谷崎潤一郎 「細雪」
...十一漢口(はんこう)の水谷から送ってくる僅かな学費は...
豊島与志雄 「反抗」
...ラヂオのニュースが漢口攻略目睫と叫んでゐた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...場内放送で漢口陥落の報...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...漢口陥落景気で此のあたりお祭りさわぎなり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...最後は漢口と武昌へ行ったが...
柳田国男 「故郷七十年」
...夏口(漢口附近)の地は要害で水利の便もありますから...
吉川英治 「三国志」
...夏口(かこう)(漢口)の城へ移っていた...
吉川英治 「三国志」
...陸口(りっこう)(漢口の上流)の塞外(さいがい)...
吉川英治 「三国志」
...菊池寛、佐藤春夫、小島政二郎氏ら十数名と共に南京、漢口方面に従軍、十月上海にて、長男誕生の電報をうける...
吉川英治 「年譜」
...彼は米良にボロジン一味が再び南昌から漢口に潜入したことを告げ...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
便利!手書き漢字入力検索