...機銃を構えて猫背の肥満漢が茶色の大きな眼鏡をかけて...
海野十三 「暗号の役割」
...漢青年は浮木(ふぼく)にひとしかった...
海野十三 「西湖の屍人」
...羅漢山と相對して...
大町桂月 「白河の七日」
...而してその中で禹貢の記載が尤も漢書地理志などに近く...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...即ち後漢に於いては桓帝靈帝の間に内亂があつたと云ふのが本で...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...しかし昔の漢籍の中にも大衆という文字が使われていないこともないが...
中里介山 「余は大衆作家にあらず」
...文学部の和漢文学科へ進まれたことである...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...是即ち漢土の道徳學にて...
西周 「情智關係論」
...漢字の意味を取って日本語を書いて...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...どうしてこの男は姿を見せないのだろうか? 無頼漢団のために殺されたのだろうか? そうとすれば...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...強(しい)てこれに漢名を用いたければそれを茶梅(さばい)もしくは茶梅花(さばいか)と書けば中(あた)っている...
牧野富太郎 「植物記」
...キキョウの図リンドウリンドウというのは漢名(かんめい)...
牧野富太郎 「植物知識」
...聳(そび)える北漢山を背景として遥か大通を向うに光化門を仰ぐその光景は...
柳宗悦 「民藝四十年」
...やや無造作に漢字の「根」の字を当ててしまった結果...
柳田国男 「海上の道」
...すなわち七言八絶を賦(うた)って――銅雀台ハ高ウシテ上天(ジョウテン)ニ接ス眸(メ)ヲ凝(コラ)セバ遍(アマネク)ス旧山川(キュウサンセン)欄干(ランカン)ハ屈曲シテ明月ヲ留メ窓戸(ソウコ)ハ玲瓏(レイロウ)トシテ紫烟(シエン)ヲ圧ス漢祖ノ歌風ハ空シク筑(チク)ヲ撃チ定王ノ戯馬(ギバ)謾(ミダリ)ニ鞭ヲ加ウ主人ノ盛徳ヤ尭舜(ギョウシュン)ニ斉(ヒト)シ願ワクハ昇平万々年ヲ楽シマンと...
吉川英治 「三国志」
...ただの朴(ぼく)とつ漢(かん)とばかり彼を見ていた五郎は急に高徳を見直していた...
吉川英治 「私本太平記」
...人間自身が思っている命数よりはるかに生きられるにちがいない)そういう信念を持っていた漢(おとこ)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...漢(おとこ)は度胸...
吉川英治 「新・水滸伝」
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