...妙子は漢口(ハンカオ)へ行った後(のち)も...
芥川龍之介 「或恋愛小説」
...又焦の漢書藝文志につき論ぜることを論じ...
内藤湖南 「支那目録學」
...後漢書が魏略の文を割裂し...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...そういう人々は、鬨の声、火の手、煙――それから、本当の窮民は僅かで、乞食と、無頼漢とが、勝手に暴れているんだ、と聞くと、自分の財産を守るのに、周章てていた...
直木三十五 「南国太平記」
...その千二百羅漢のうちには必ず自分の思う人に似た首がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...こうして一時無頼漢どもに占領されていた船の甲板は...
中里介山 「大菩薩峠」
...中学校の漢文も碌々教えて貰えなかった若い人たちには...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...漢籍は『論語』『大学』位その他は『原人論(げんじんろん)』とか...
福田英子 「妾の半生涯」
...ジヤカウサウハ生ノ時苗葉ヲ撼動スレバ其気麝香ノ如シ葉ヲ揉或ハ乾セバ香気ナシ漢名彙宛詳註ノ麝草ニ近シ」と書いてある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...植物漢字典を作っていただけませんか」A「それはぜひやりたいのですが……...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...そのサラギに蛇穴という漢字を宛てた人とは...
柳田國男 「和州地名談」
...外国の無頼漢用の骸骨(スケレトン)式のものか...
夢野久作 「暗黒公使」
...それを「オボ」(漢字にて鄂博)と云ひ...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...羅漢のような雲助と西瓜(すいか)の食べ散らした殻(から)が...
吉川英治 「江戸三国志」
...呉軍は漢水方面にひき退(しりぞ)いた...
吉川英治 「三国志」
...――漢に降るとも...
吉川英治 「三国志」
...その塙江漢(はなわこうかん)様なんで...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...それと同じく文字の同一は、直ちに先秦や、秦漢や、唐宋などの文化の異質性を消すことはできないのである...
和辻哲郎 「孔子」
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