...田舎漢(いなかもの)め!」四十主税はようよう...
泉鏡花 「婦系図」
...但し風土記に見ゆる浦島説話は、漢文の模倣多く、悉くは信ず可からず...
高木敏雄 「比較神話学」
...漢産を魚につけて帰した...
田中貢太郎 「竹青」
...あの追放人(おひはらはれ)の無頼漢(ならずもの)が住(す)んでゐるマンチュアに使(つかひ)を送(おく)り...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...彼女は通りかかりの若い無頼漢と着物を取りかえた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...日本寺の千二百羅漢に次いで...
中里介山 「大菩薩峠」
...好漢ハ兵ニ当ラズ」という伝統の支那兵の鉄砲の前へ肉弾に送ることに於て...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...またいまさら死んでも格別漢のために義を立てることにもならないからである...
中島敦 「李陵」
...いつの間にか階下の酔漢連の声も絶え...
牧野信一 「るい」
...右の※の字はの字の誤り、これは萱と同字で、その漢音はケン、呉音はクヮン、共に忘れる意である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...この点においては漢字は世界中の最も区別しやすき字なり...
正岡子規 「病牀譫語」
...漢土最古の字書といわるる『爾雅(じが)』に...
南方熊楠 「十二支考」
...戦国の頃『荘子』が〈いまだかつて牧を為さずして(そう)奥に生ず〉といえるを『釈文』に西南隅未地といえれば羊を未に配当したは後漢に始まったでないといい...
南方熊楠 「十二支考」
...山風に霞(かすみ)吹き解く声はあれど隔てて見ゆる遠(をち)の白波漢字のくずし字が美しく書かれてあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...漢帝の代々(よよ)になっても...
吉川英治 「三国志」
...ついに漢の天下は絶え果てましょう...
吉川英治 「三国志」
...「漢中の守りは、張(ちょうこう)、夏侯淵(かこうえん)の両名で事足りなん...
吉川英治 「三国志」
...道人の漢字・仮名まじり文の調和したうつくしさは...
吉野秀雄 「秋艸道人の書について」
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