...大陸というても少し漠然としている...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...まったく漠然としている何かの誘惑なのか...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...それが余りに漠然としているので口に出してははっきり云えなかった...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...より概念上には漠然としているところの...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...曖昧(あいまい)漠然としているからである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...認識が曖昧(あいまい)漠然としているのである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...語義が象徴的に漠然としている...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...あんまり漠然としているので...
林芙美子 「落合町山川記」
...相変らず漠然としているところが...
久生十蘭 「海難記」
...随分それも漠然としている...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...個人の見覚えの印象ほど漠然としているものはないのだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...この命題はその表現が確かに漠然としているが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...高志の進歩的性格は漠然としている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...はなはだ漠然としているが...
山之口貘 「詩とはなにか」
...そのままでは漠然としているが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...雲を掴むように漠然としているように...
夢野久作 「ナンセンス」
便利!手書き漢字入力検索