...而(しか)も彼等は二マイルを一度も休まず漕ぎ続けたのである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「では、力漕だ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...いろいろ分析研究して結局今では二十五銭で売れるところまで漕ぎついた...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...漕座あまたの舟の中...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...おそらくここに駒井甚三郎のためにバッテーラを漕いでいるのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...金公がここまで漕(こ)ぎつけた苦心労力のほどを...
中里介山 「大菩薩峠」
...なお、念のために仙台藩の通券を一枚君に貸して上げる、これを持って舟で下ってくれ給え――絵図面をあげる、この絵図面によって下れば更に間違いなし」と言いかけた時に、今まで哀号をしていたマドロスが、また急に変な声を出して、「田山先生、ワタシノ命、助ケテ下サイ、ワタシ、オトナシク月ノ浦マデ、舟漕グデス、ワタクシノ命、アチラデ助ケテ下サイ、コレカラ舟漕イデ上ゲルデス」と言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...てんで漕げもしない俺なんざ...
中原中也 「心理的と個性的」
...「御用ツ」「神妙にせい」と漕ぎ寄せるので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...晝少し過ぎに大川橋から漕ぎ上つた船が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...せっかくここまで漕ぎつけたことがなにもかもだめになっていたろう...
久生十蘭 「だいこん」
...父が漕ぎました...
森鴎外 「花子」
...年の寄った土地のものに舟を漕(こ)がせて湖水へ出た...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...海境(うなさか)を過ぎて漕ぎ行くという作業が普通であって...
柳田国男 「海上の道」
...まだ相当なところまで禄を漕(こ)ぎつけるだろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...不敵な曲者(くせもの)が悠々として漕ぎ去りつつ唄う船唄が流れて来る...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...漕ぎに漕がせて宇野港へ歸りついたのは夜もよほど更けてゐた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...そこに漕ぎつけるまでは...
和辻哲郎 「鎖国」
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