...漕舟を一艘やとうことが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あの二号艇のところへ漕(こ)いでいってみよう」果して二号艇には誰もいなかったであろうか...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...はやく二号艇へ漕ぎよせろ」船長は...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...舟を漕ぐにも馬を曳くにも...
鈴木三重吉 「千鳥」
...「あなたが前(さき)へお乗りなさい、私が漕ぎましょう」「いいえ、このボートは、他の方では駄目(だめ)ですから、私が漕ぎます、どうかお乗りくださいまし」省三は女の云うとおりにして駒下駄(こまげた)を脱いで、それを右の手に持ちやっとこさと乗ったが、乗りながら舟が揺れるだろうと思って、用心して体の平均をとったが、舟は案外動かなかった...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...漕ぎ出して行くからな……...
田山録弥 「島からの帰途」
...ルイ十四世の漕刑場(そうけいじょう)でこしらえられたもので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...手荒なことをなさいますな」ほどなく船腹へ漕ぎつけられたバッテイラには...
中里介山 「大菩薩峠」
...あたりには土管やら空な酒樽やら雜多の物品が廻漕店の庭へ續いて土手の往來を狹くして居る...
長塚節 「おふさ」
...舟は漕げませんね」「お前も飛んだところへ気がつく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...尾張藩の御廻米を運漕する千二百石積の督乗丸で江戸へ上ったが...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...端舟がないばかりに漕ぎつけることもできない...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...中流まで漕ぎだすと...
本庄陸男 「石狩川」
...自分のカヌーに乗って“時”の流れを漕ぎくだりながら...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...漕ぎ出さうといふ事に極めました...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...」「年浪(としなみ)のたち騒ぎつる世をうみの岸を離れて舟漕(こ)ぎ出(い)でむ...
森鴎外 「渋江抽斎」
...勇敢にもこっちからまっしぐらに漕ぎよせ降伏を勧めた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おまえ待ち待ち芦の花色香(いろか)はないが欲でもない梁山泊の上段にすえてみたさの玉麒麟(ぎょくきりん)つづいてまたも同じような一艘(そう)が漕ぎ寄せて来た...
吉川英治 「新・水滸伝」
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