...演戯もその興行を休止す...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...僕がここを出ると、君が入口のドアに鍵をかけ、それから、あとで寝室のドアにも鍵をかけるんだから、窓の演戯を見て、すぐに駈けつけても、ドアを破る時間がある...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...いよいよ今夜の演戯のクライマックスが来た...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...あけみの演戯は申し分がなかった...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...その演戯力にはあきれ返るほどであった...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...第一在来の役者が演戯するのがおかしいという事になる...
高浜虚子 「丸の内」
...そこは瀟洒(しょうしゃ)な演戯(しばい)の舞台に見るような造作(ぞうさく)で...
田中貢太郎 「馬の顔」
...主翁(ていしゅ)は演戯(しばい)でも見るような気になっていた...
田中貢太郎 「黄燈」
...すぐ演戯(しばい)が始まるぞ」主翁(ていしゅ)は榻(ねだい)の方を見た...
田中貢太郎 「黄燈」
...どうする」「それから演戯(しばい)だ」半ちゃんと松山は...
田中貢太郎 「春心」
...演戯小屋でありました」と教え...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...演戯茶房(しばいちゃや)蔦屋(つたや)の主翁(ていしゅ)の芳兵衛(よしべえ)と云う者であったが...
田中貢太郎 「幽霊の衣裳」
...其の演戯(しばい)に出たので好評を博(はく)した...
田中貢太郎 「幽霊の衣裳」
...新公が為(し)くんだ演戯(しばい)であった...
田中貢太郎 「妖蛸」
...実にかの演戯者たる愛国義胆の維新改革先達もまた意外となしたるや必せり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...もろもろの役員――シテ・ワキ・ツレ・アヒ・囃子方・地謡――の演戯が完全な一つの調和を保つてこそ初めて「舞歌平頭の成就」は生ずるのであるから...
野上豊一郎 「演出」
...その監督の下に演戯せねばならないのであつた...
野上豊一郎 「演出」
...この演戯の起原沿革の載せてあることを報じてくれた...
森鴎外 「渋江抽斎」
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