例文・使い方一覧でみる「漏」の意味


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...戸外にるるに至ったのであった...   戸外に漏るるに至ったのであったの読み方
井上円了 「おばけの正体」

...「この機密が洩(ろうえい)することを極端におそれるのです...   「この機密が漏洩することを極端におそれるのですの読み方
海野十三 「宇宙尖兵」

...そこの板の間の真ん中へ雨がるのへ...   そこの板の間の真ん中へ雨が漏るのへの読み方
鈴木三重吉 「桑の実」

...これは此処にある塗池が破損してゐて水がる為めに松が痛むのである...   これは此処にある塗池が破損してゐて水が漏る為めに松が痛むのであるの読み方
高浜虚子 「発行所の庭木」

...つてつて堪へきれなくなつたのだ...   漏つて漏つて堪へきれなくなつたのだの読み方
種田山頭火 「其中日記」

...彼はその言葉を始めから終いまでさず云ってしまった...   彼はその言葉を始めから終いまで漏さず云ってしまったの読み方
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」

...窓外の膚白き一樹は扉(とぼそ)る赤き灯(とぼし)に照らされていかつく張つた大枝も...   窓外の膚白き一樹は扉漏る赤き灯に照らされていかつく張つた大枝もの読み方
富永太郎 「夜の讃歌」

...広重が描ける東都名所(横絵)の全部を蒐集(しゅうしゅう)してあたかもゴンクウルが北斎歌麿に対せしが如く細大(もら)さずこれを説明せんことは今余の微力のよくする所ならず...   広重が描ける東都名所の全部を蒐集してあたかもゴンクウルが北斎歌麿に対せしが如く細大漏さずこれを説明せんことは今余の微力のよくする所ならずの読み方
永井荷風 「江戸芸術論」

...曾(かつ)て一度も苦痛の声をらしませんでした...   曾て一度も苦痛の声を漏らしませんでしたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...そんな長旅の目論見(もくろみ)をしでもしやうものなら...   そんな長旅の目論見を漏しでもしやうものならの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...死に度い――とらした相ですが...   死に度い――と漏らした相ですがの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...先生は発明が他にれるのを惧(おそ)れ...   先生は発明が他に漏れるのを惧れの読み方
久生十蘭 「犂氏の友情」

...緑色のブラインドからかすかな明かりがれていた...   緑色のブラインドからかすかな明かりが漏れていたの読み方
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」

...全然蓋然性を入れずに想像し得る記録簿の脱をいかに斟酌しても...   全然蓋然性を入れずに想像し得る記録簿の脱漏をいかに斟酌してもの読み方
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」

...二月十六日(大暴風雨の日)春の日影 Feb. 23rd.巨大な砂時計の玻璃の斗から刻々をきざむ微かな砂粒が落るにつれ我工房の縁の辺ゆるやかに春の日かげが廻って来る...   二月十六日春の日影 Feb. 23rd.巨大な砂時計の玻璃の漏斗から刻々をきざむ微かな砂粒が落るにつれ我工房の縁の辺ゆるやかに春の日かげが廻って来るの読み方
宮本百合子 「海辺小曲(一九二三年二月――)」

...炉の隙間をる火の光で...   炉の隙間を漏る火の光での読み方
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」

...ときに鮮血をらすことがあるという事実から判断した結果である...   ときに鮮血を漏らすことがあるという事実から判断した結果であるの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...けれど案外、それは粗で、じつはぞんざいな見方に慣れてゐるのぢやないかといふことです...   けれど案外、それは粗漏で、じつはぞんざいな見方に慣れてゐるのぢやないかといふことですの読み方
吉川英治 「折々の記」

「漏」の読みかた

「漏」の書き方・書き順

いろんなフォントで「漏」

「漏」の英語の意味

「漏なんとか」といえば?   「なんとか漏」の一覧  


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