「漏」の意味
液体や情報が外に洩れること
小説での「漏」の使い方
...火山(かざん)もまた彼等(かれら)の選(せん)に漏(も)れなかつた...
今村明恒 「火山の話」
...コレラの発生した地域に供給しているパイプに漏れが起きていると結論した...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...笠も漏りだしたかこの網代笠は旅に出てから三度目のそれである...
種田山頭火 「『鉢の子』から『其中庵』まで」
...「悪(あ)しくもないて……」とイヴァン・ペトローヴィチが小声で感想を漏らした...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...この現象を定むべき主要条件を遺漏なく分析する事は必ずしも容易ならず...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...横道は決して無いのでございます」ホームズは喜色を漏らして...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...唇(くちびる)をまれに漏るる歯はまばゆきまで皓(しろ)くみがきぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...こうした場合の御多聞に漏れず...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...平次は誰にも漏らしません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...越前守の唇を漏れました...
野村胡堂 「礫心中」
...「漏電があるかどうかを検(しら)べますから」と言って来た男が...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...幕末著名志士の言動は今日ほとんど漏れなく調べ尽されて数多の伝記に完成され...
服部之総 「志士と経済」
...就中(なかんずく)私徳の盛んにしていわゆる屋漏(おくろう)に恥じざるの一義は最も恃(たの)むべきものにして...
福沢諭吉 「日本男子論」
...出生及び死亡の報告には脱漏があると想像されているが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...脱漏があると考えて差支えなく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...最初幾度も幾度も湯煮漏(ゆでこぼ)して苦味が全く抜けた時分に味淋(みりん)とお砂糖を加えてよく煮詰めるのです...
村井弦斎 「食道楽」
...ときに鮮血を漏らすことがあるという事実から判断した結果である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...即位進言のこころを漏(も)らすと...
吉川英治 「三国志」
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