...五七の桐を漉き込んだ五十枚だから...
豊島与志雄 「未来の天才」
...要するに貴方の書き方は絹漉(きぬご)し豆腐のように...
「木下杢太郎著『唐草表紙』序」
...大肌脱ぎになって化粧しているところをやられたんだ」「誰も居なかったのか」「内弟子のお秋は味噌漉(みそこ)しを下げて豆腐か何か買いに出かけた留守...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...玉虫色の笠に漉(こ)されて来る...
野村胡堂 「流行作家の死」
...紙漉橋の袂に鉄砲垣を折り回(めぐら)して...
正岡容 「巣鴨菊」
...梅の液は裏漉の下へ布巾(ふきん)を置いて二重に漉してまた火にかけてアクを取りながら一時間ばかり煮詰めなければなりません...
村井弦斎 「食道楽」
...また湯煮たる魚を裏漉しにしオムレツソフレーの中へ混合せて焼きてもよし...
村井弦斎 「食道楽」
...寄せ物は寒天を煮てその中へ漉したお芋を入れて固めるのです...
村井弦斎 「食道楽」
...体外の裏漉や擂鉢で筋を取ればその手数は料理する人一人だけで済む...
村井弦斎 「食道楽」
...ここで生漉(きずき)のよい紙を今も作ります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...ですがその麓にある村の古沢や河根(かね)などで漉(す)かれる「高野紙(こうやがみ)」もこの寺につれて記憶されねばなりません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...どんな紙漉(かみすき)の本にも出て来るでしょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...純楮の手堅い紙を漉いて板干にしてくれた...
柳宗悦 「和紙十年」
...五私はこゝで他の多くの紙漉場で廻り会つた紙に就いて一括して語らう...
柳宗悦 「和紙十年」
...親しくその紙漉場を訪ふたのは...
柳宗悦 「和紙十年」
...「諸国生漉(きずき)紙...
柳宗悦 「和紙十年」
...また目の粗い布の袋で漉(こ)すのであろう...
柳田國男 「食料名彙」
...田島の漉き小屋へ夜中にいってみろ...
山本周五郎 「青べか物語」
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