...皮を取去るために漉(こ)し...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...彼の頭の上には破れた漉羅紗帽が一つ...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...五七の桐を漉き込んだ五十枚だから...
豊島与志雄 「未来の天才」
...平潟より洞門をくゞれば直ちに關田の濱なり日は見えてそぼふる雨に霧る濱の草に折り行く月見草の花雀等よ何を求むと鹽濱のしほ漉す朶の棚に啼くらむ松蔭の沙にさきつゞくみやこ草にほひさやけきほの明り雨松蔭は熊手の趾もこぼれ葉も皆うすじめりみやこ草さく十四日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...謎の文句を書いた紙と全く同じ漉(す)きです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...薄い陽の光を漉(こ)しながら模糊と漂っていた...
久生十蘭 「雲の小径」
...やっぱり日本風の裏漉が便利だね...
村井弦斎 「食道楽」
...別に赤味噌を裏漉になし味淋と水とを加えてドロドロにゆるめ唐辛少し入れ前の鰯を入れて煮るなり...
村井弦斎 「食道楽」
...例えば手漉(てす)きの紙や...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...仕事として大きいのは比企(ひき)郡小川(おがわ)町の手漉紙(てすきがみ)であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...「鳥の子」はこの法で漉かれます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...郷土の手漉紙にも相当の熱意を抱いて仕事に励んだが...
柳宗悦 「和紙十年」
...さうして吾々の祖先は如何に漉くべきかの智慧を漸次に会得するに至つた...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...それが手漉きで活かされる時...
柳宗悦 「和紙の美」
...だから今漉きのものでも伝統に頼るものは手堅い...
柳宗悦 「和紙の美」
...溜漉(ためずき)と流漉(ながしずき)と...
柳宗悦 「和紙の美」
...沖の百万坪にある海苔漉(す)き小屋へいって寝ることであった...
山本周五郎 「青べか物語」
...中庭の篠(しの)を漉(こ)して...
吉川英治 「剣難女難」
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