...味噌漉(みそこし)の代理が勤まるというなんとか笊(ざる)もある...
芥川龍之介 「水の三日」
...漉した水も充分には透明でない...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...紙漉場(かみすきば)などをもって...
徳田秋声 「あらくれ」
...味噌漉(みそこし)持って...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...砂で漉(こ)した鉄分の多い水で舌がよれるような町であった...
林芙美子 「新版 放浪記」
...そこでいよいよパンを拵える時はこのパン種を大きな木鉢へ一合注(つ)いで水四合を加えてメリケン粉一斤半を入れて湯煮(ゆで)た薩摩芋の大きいのを一本裏漉(うらご)しにして混ぜます...
村井弦斎 「食道楽」
...第三十 チースサンドイッチは摺(す)り卸(おろ)したチース大匙一杯と湯煮玉子(ゆでたまご)の黄身一つとを混ぜて裏漉(うらご)しにして牛乳少しとバター中匙一杯と塩胡椒少しとを加えてよく煉ってパンへ塗ります...
村井弦斎 「食道楽」
...近来パルプだとか鉄の乾燥板(かんそうばん)だとか便利なものがどの国の紙漉場にも入りましたが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...何よりも紙漉(かみすき)の業(わざ)であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...その他の漉場から楮(こうぞ)の紙が出されます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...誰も産物として手漉(てすき)の和紙を挙げるでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...だが大西氏に依頼して漉いて貰つた最も優秀なものは...
柳宗悦 「和紙十年」
...一「紙漉重宝記」の絵語りの終りに...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...手技なくして流漉はない...
柳宗悦 「和紙の美」
...弁天社のうしろに漉き小屋と干し場を持っていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...この種の漉き小屋は...
山本周五郎 「青べか物語」
...紙漉(かみすき)職人の働いている紙干し場の原の手前で...
吉川英治 「江戸三国志」
...それなら手を取って渡してやりたいものだが」などと干し場の紙漉(かみすき)職人が仕事の手をやめて騒いでいる彼方を見ますと...
吉川英治 「江戸三国志」
便利!手書き漢字入力検索