...漂流する船が漂浪する...
...漂流民が漂浪の末に目的地にたどり着く...
...漂浪期間中に大海原での自己反省ができた...
...漂浪を生き延びるためには知恵と体力が必要だ...
...漂流物が漂浪していたことがわかった...
...猫(ねこ)のような声で小さく呼びかわすこの海の砂漠(さばく)の漂浪者は...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...そのうちに漂浪する太陽が近所にやってきて衝突すると...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...太陽が他と衝突することなく自由に天空を漂浪し得る期間はずっと短く見積らなければならないことになる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...◇八年間の私の漂浪生活には...
石川三四郎 「馬鈴薯からトマト迄」
...路の邊(べ)をあさりゆく物乞(ものごひ)の漂浪人(さすらひびと)を...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...路の辺(べ)をあさりゆく物乞(ものごひ)の漂浪人(さすらひびと)を...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...吐息をついてわが漂浪を樂しくしながら...
アルテュル・ランボオ 上田敏訳 「醉ひどれ船」
...ここに漂浪の旦暮をかさぬるこそ...
高山樗牛 「清見寺の鐘聲」
...エジプトとかベネチヤとかいふ漂浪者の群のやうにも...
田山録弥 「一少女」
...他郷に漂浪してもこの絵だけは捨てずに持って来た...
寺田寅彦 「森の絵」
...自由を好んで不自由の中に生活し、漂浪を愛して、一定の住居にとどまらなければならない人間...
中里介山 「大菩薩峠」
...われは惨虐と、貪汚(たんお)と、漂浪と、爛(ただ)れたる恋と、飽くことなき血を好む――と、お銀様は強(し)いてこれをいおうとしたが、おぞくも涙にくれて、それは立消えとなりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...みすみす頼りない外国の漂浪者を...
中里介山 「大菩薩峠」
...尋常一様の漂浪者の姿となって残されたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...君のような漂浪者(ヴァガボンド)を知己に有(も)つ僕の不名誉を考えると...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...蒙古(もうこ)へ這入って漂浪(うろつ)いているんです...
夏目漱石 「門」
...かく漂浪(へうらう)の雛形(ひながた)を演(えん)じつゝある自分(じぶん)の心(こゝろ)を省(かへり)みて...
夏目漱石 「門」
...持って生れた漂浪性が発揮出来ないからナア……」と悄(しょ)げ返って云われましたが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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