...漂流する船が漂浪する...
...漂流民が漂浪の末に目的地にたどり着く...
...漂浪期間中に大海原での自己反省ができた...
...漂浪を生き延びるためには知恵と体力が必要だ...
...漂流物が漂浪していたことがわかった...
...漂浪の晩年をロンドンの孤客となって送っている...
芥川龍之介 「日光小品」
...そのうちに漂浪する太陽が近所にやってきて衝突すると...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...遊星並びに空間内に漂浪している微塵や隕石について行った後に...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...路の辺(べ)をあさりゆく物乞(ものごひ)の漂浪人(さすらひびと)を...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...かの茫漠(ぼうばく)たるステッペンやパンパスを漂浪する民族との比較を思い浮かべるときにこの日本の地形的特徴の精神的意義がいっそう明瞭(めいりょう)に納得されるであろうと思われる...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...他郷に漂浪してもこの絵だけは捨てずに持って来た...
寺田寅彦 「森の絵」
...一人さびしく漂浪の旅に人目を避け行きぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...暫(しばら)く漂浪の生活を続けている兄の壮太郎(そうたろう)が...
徳田秋声 「あらくれ」
...漂浪を続けているかと申しまするに……彼等はその昔切支丹宗(きりしたんしゅう)の救い主を殺した罪の報いによって...
中里介山 「大菩薩峠」
...われは惨虐と、貪汚(たんお)と、漂浪と、爛(ただ)れたる恋と、飽くことなき血を好む――と、お銀様は強(し)いてこれをいおうとしたが、おぞくも涙にくれて、それは立消えとなりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...漫然とこの北上川の沿岸を漂浪しているうちには...
中里介山 「大菩薩峠」
...尋常一様の漂浪者の姿となって残されたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...かく漂浪(ひょうろう)の雛形(ひながた)を演じつつある自分の心を省(かえり)みて...
夏目漱石 「門」
...自由な漂浪者の群に入りたいこと...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...ランボーを駆って漂浪の旅に出したもの...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...漂浪的に散ろうとする我々の慾望でもあります...
林芙美子 「新版 放浪記」
...アの方は「何処(いずこ)とも知れぬ大海を漂浪したこの動物の遺骸破れ損じて浜辺の地上にのたくった...
南方熊楠 「十二支考」
...漂浪者が多くかぶっている...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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