...漂流する船が漂浪する...
...漂流民が漂浪の末に目的地にたどり着く...
...漂浪期間中に大海原での自己反省ができた...
...漂浪を生き延びるためには知恵と体力が必要だ...
...漂流物が漂浪していたことがわかった...
...その間をさまよう放牧の馬の群れはそぞろに我々の祖先の水草を追うて漂浪した昔をおもい出させる...
芥川龍之介 「日光小品」
...私の農事実験所欧羅巴(ヨーロツパ)に漂浪のみぎり...
石川三四郎 「百姓日記」
...ある者は何のあてもない漂浪者になって離散した...
伊藤野枝 「転機」
...颶風はここにわが漂浪の目醒に祝別す...
アルテュル・ランボオ 上田敏訳 「醉ひどれ船」
...かの茫漠(ぼうばく)たるステッペンやパンパスを漂浪する民族との比較を思い浮かべるときにこの日本の地形的特徴の精神的意義がいっそう明瞭(めいりょう)に納得されるであろうと思われる...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...一人さびしく漂浪の旅に人目を避け行きぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...漂浪の道進むべき無慙の姿ものがたる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...おれも永らく身世(しんせい)漂浪(ひょうろう)の体じゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...白雲の漂浪性が取りとめられたようなもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...漫然とこの北上川の沿岸を漂浪しているうちには...
中里介山 「大菩薩峠」
...蒙古(もうこ)へ這入って漂浪(うろつ)いているんです...
夏目漱石 「門」
...かく漂浪(ひょうろう)の雛形(ひながた)を演じつつある自分の心を省(かえり)みて...
夏目漱石 「門」
...蒙古(もうこ)へ這入(はい)つて漂浪(うろつ)いてゐるんです...
夏目漱石 「門」
...自由な漂浪者の群に入りたいこと...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...ランボーを駆って漂浪の旅に出したもの...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...持って生れた漂浪性が発揮出来ないからナア……」と悄(しょ)げ返って云われましたが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...漂浪者が多くかぶっている...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...ユダヤの漂浪者に...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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