...漁舟で海に出るのは危険が伴う...
...山口県には多くの漁舟が停泊している...
...彼らは漁舟で魚を獲ることで生計を立てている...
...漁舟の上で働く漁師たちは、大変な仕事をしている...
...君が漁舟で漁業に従事するなら、安全に気を付けて欲しい...
...動かない漁舟(いさりぶね)...
伊藤左千夫 「浜菊」
...火の出ずる季節に漁舟を雇い...
井上円了 「おばけの正体」
...浜に上げられた漁舟の艪臍(ろべそ)の上に飛び乗り...
梅崎春生 「幻化」
...二兒をつれて、濱邊を散歩しけるに、一艘の漁舟、沖より歸りしばかりにて、漁せし鰕、少しばかり舟に有り...
大町桂月 「親馬鹿の旅」
...わづかに小なる漁舟を通ずるばかりの處也...
大町桂月 「常磐の山水」
...小さい漁舟が木の葉のようにゆられている...
壺井栄 「大根の葉」
...ゆっくりと流している漁舟の篝火(かがりび)が右に左に動いて...
壺井栄 「大根の葉」
...百尺岩頭燈台の白堊(はくあ)日にかがやいて漁舟の波のうちに隠見するもの三...
寺田寅彦 「東上記」
...漁舟江心に向かいてこぎ出せば欸乃(あいだい)風に漂うて白砂の上に黒き鳥の群れ居るなどは『十六夜日記(いざよいにっき)』そのままなり...
寺田寅彦 「東上記」
...漁舟が浮いて居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...千辛万苦の末二十七日の夜二時頃漁舟を盗みこれに乗じて米国の旗艦に赴かんとし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...下津の浜辺を西南に向って歩みながら、白雲は豪壮なる波と、無限の海の広さにあこがれ、眇(びょう)たる一粟(いちぞく)のわが身を憐れみ、昔はここに鹿島神社の神鹿(しんろく)が悠々遊んでいたのを、後に奈良に移植したのだという松林帯を入りて出で、砂丘を見、漁舟を見、今を考えているうちに、頭が遠く古(いにし)えに飛びました...
中里介山 「大菩薩峠」
...漁舟である...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...漁夫も、警官も、漁舟も、月のしずくをあびて銀色に光っている...
久生十蘭 「あなたも私も」
...漁舟にさえも乗ってはならない...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...強い風を避けて漁舟がもやっていた...
山本周五郎 「青べか日記」
...その春だけでも三艘(そう)の漁舟を突沈めてしまった...
山本周五郎 「留さんとその女」
...――と、陸寄(おかよ)りの入江から、一そうの漁舟と、三人の漁夫ていの男が、花栄の前へこぎ寄ッて来て、ひらと陸(おか)へとびあがり「さ、こっちへ」と、道案内に立ってゆく...
吉川英治 「新・水滸伝」
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