...我々は滝の音を子守歌として眠入った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...がっがっごうごうという滝の音ともろともに...
泉鏡花 「遺稿」
...滝の音を聞きながら野宿(のじゅく)だ」春木は...
海野十三 「少年探偵長」
...後ろには滝の音ほのかに聞こゆるのみ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...夜はいよいよ静かで七代の滝の音のみ爽(さわや)かに響き渡ります...
中里介山 「大菩薩峠」
...湯滝の音が、とうとうと鳴るのも歌になると思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ほろほろと山吹散るや滝の音」の句は...
中谷宇吉郎 「大雪山二題」
...枕に近い湯滝の音やが...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...霧のなかから滝の音が聞えてきた...
久生十蘭 「雲の小径」
...滝の音か?」小鐘は果物を頬張りながら耳を傾げた...
牧野信一 「奇友往来」
...」滝の音が、地から湧くやうに響いてゐた...
牧野信一 「滝のある村」
...未亡人は今滝の音をきゝながら伝書鳩を飼つてゐるなど...
牧野信一 「湖の夢」
...何年か振りで聞く滝の音を感ずると...
牧野信一 「湖の夢」
...何処かで静かに花が散つてゐるやうな朧月の田圃道を滝の音が聞えぬあたりまで...
牧野信一 「湖の夢」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...一むらの杉の梢(こずえ)に山見えて月よりひびく滝の音かな上三句は尋常の景尋常の語なれども...
正岡子規 「人々に答ふ」
...ボートが岸を放れていくにつれ岩を打つ滝の音が聞えて来た...
横光利一 「旅愁」
...前面の断崖に、滝の音がする...
吉川英治 「新・水滸伝」
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