...およそ滑稽至極なものに見えた...
海野十三 「深夜の市長」
...滑稽至極(しごく)なことなので...
江戸川乱歩 「お勢登場」
...滑稽至極じゃ...
太宰治 「乞食学生」
...先方が何も知らぬうちならば探偵の積りもいいが其娘が館野の從妹位に成つて居る家へ二人で行つて探偵の料簡であつたといふのは當時若かつたからとはいひながら滑稽至極なことであつた...
長塚節 「開業醫」
...が、その蘭の実物を誤っている事は、実は滑稽至極で、誰れか世間に一人ぐらいは、その蘭という者の真物(正品)を知っていそうなものだが、一向にそんな気合も見えず、誰れも彼れも、右の Orchidaceous Plant の蘭で騒いでいた...
牧野富太郎 「植物記」
...しかるに世人はこれをスミレに使って平然としてスマシているのは滑稽至極で...
牧野富太郎 「植物記」
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