...中には随分滑稽なシーンもありました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...そしてやや滑稽な空気が漂っていたのを認めざるを得ないかも知れない...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...テンポのおそい荘重なJAZZ――この滑稽な矛盾こそは現代の英吉利だ!――銅版画の古城からきこえてくるエイル・ブルウの舞踏(ステップ)...
谷譲次 「踊る地平線」
...何となく滑稽なところさへあつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...多少滑稽な存在であるような老大家か...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...何かしら滑稽な感じがしたが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...なにか滑稽な感じを持たせた...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...滑稽な機知でそれを切りぬけて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そしてそれを滑稽な痒がりだとした...
豊島与志雄 「文学の曇天」
...頗(すこぶ)る滑稽なもので...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...ステッキついて、フラ/\と歩く姿、鏡にうつりて、我乍ら滑稽なり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...滑稽な笛を吹く――詩を...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...自分の母からの白々しい通信に滑稽な戦きを持つたりした...
牧野信一 「鏡地獄」
...何か支那のことらしい滑稽な身振りで手真似の供ふ対話風の唄をやつたりした...
牧野信一 「蝉」
...とても滑稽な表情をしてチラと後ろを振り返つた――その刹那の彼女の顔が...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...こんな滑稽なこともありました...
三浦環 「お蝶夫人」
...始めの間こそ妙に擽ったい様な滑稽な気持になって居たけれ共...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...何と滑稽な意気地のないことでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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