...そのまま何人(なんぴと)にも容れられると云ふ事は滅多にない...
芥川龍之介 「虱」
...然し恁(こんな)に脱字の多いのは滅多にない...
石川啄木 「歌のいろ/\」
...というようなのは滅多にない...
大杉栄 「続獄中記」
...郵便を出させにやる事も滅多にない...
永井荷風 「或夜」
...滅多にないはずなのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで、必要性は皆が十分認めていながら、テレビで物理の指示実験をやって見せるような粋狂な人は、滅多にない...
中谷宇吉郎 「テレビの科学番組」
...金さえあれば出来るというものは滅多にない...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...あんな人は滅多にないな」「妹のあやめさんは?」「さア」小八郎は含蓄(がんちく)の深い笑いを残して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「あんな結構な新造(しんぞ)は滅多にないぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今では他人と言葉を交へるやうな日は滅多にない...
牧野信一 「鱗雲」
...」「滅多にないが...
牧野信一 「冬の風鈴」
...この男をすてて他の男のところへ行くことは滅多にない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この数を越すことは滅多にないであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...現在紙幣ルウブルは半クラウン以上のことは滅多にないから...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...富と資本の増加がより多数の労働者を養う力の比例的増加を伴うことは滅多にないのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...こもり居の夏、というような味はごく風流なものよ、滅多にない味よ、荷風だって存じますまい、おそらくは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...僕の家へ来ればココアでもタピオカでも西洋食品は何でもあるけれども普通の家には滅多にないから西洋の食餌箋は日本人に不適当だ...
村井弦斎 「食道楽」
...そんな例は滅多にない...
吉川英治 「折々の記」
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