...東京全滅の報あり...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...要するにこれ悪人必衰必滅という陳腐なる教義の主張に過ぎぬのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...滅多に他人と口をきこうともしませんでしたから...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...そしてまたどんな善(い)い事でも男に賞められなかつたら滅多に善(い)い事だとは思はない...
薄田泣菫 「茶話」
...しかしさうした盲滅法は...
田山録弥 「新しい生」
...滅びた帝国は、うち明けて言えば、人々から泣かれた、しかも勇壮なる人々の目によって泣かれた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...滅法(めつぽふ)カンのよい盲目(めくら)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恐ろしい幻滅に直面して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それが滅法綺麗だからお話の種で」「何をつまらねえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...井戸ばかり覗いてゐますよ」「仕樣がねえなア」「十八や十九の滅法(めつぽふ)可愛らしいのが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それとも――」錢形平次は滅法忙しいくせに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...顔などはまるで見分けもつかないくらい滅茶々々にされていたとのことだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...両性間の情欲の衰滅に帰することは出来ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...合祀で全滅せんとするをわずかに有志の注意で止めおる...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...人類文化の改良どころか社会生活の破滅になりはしないか...
夢野久作 「鼻の表現」
...「滅相もないことを仰っしゃいませ...
吉川英治 「三国志」
...自滅のほかはありますまいが」「なんの」頬を和(なご)んで見せながら...
吉川英治 「私本太平記」
...もちろんこれは忽ち数倍する兵力で包囲殲滅(せんめつ)してしまったが...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索