例文・使い方一覧でみる「溷」の意味


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...文太郎の意識は漸く朦朧として此も夢で言つたのか現で言つたのか濁した其眼は覺めてゐるのか眠つてゐるのか其すら判明しなかつた...   文太郎の意識は漸く朦朧として此も夢で言つたのか現で言つたのか溷濁した其眼は覺めてゐるのか眠つてゐるのか其すら判明しなかつたの読み方
高濱虚子 「續俳諧師」

...濁(こんだく)した水面をじっと見まもった...   溷濁した水面をじっと見まもったの読み方
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「碧眼」

...一一〇cc、濁なし...   一一〇cc、溷濁なしの読み方
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」

...時にはまたこんなところにと思はれるやうに濁(こんだく)した空気の中に...   時にはまたこんなところにと思はれるやうに溷濁した空気の中にの読み方
田山録弥 「黒猫」

...それが空気の濁(こんだく)を起すようないわゆる塵埃の多少によって系統的に変化する事が分る...   それが空気の溷濁を起すようないわゆる塵埃の多少によって系統的に変化する事が分るの読み方
寺田寅彦 「塵埃と光」

...おはぐろ色した(どぶ)の汚水(おすい)と...   おはぐろ色した溷の汚水との読み方
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」

...村の衛生係が草鞋ばきの巡査さんと(どぶ)...   村の衛生係が草鞋ばきの巡査さんと溷の読み方
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」

...政界の濁復た濟ふ可からざるの状態に陷りたり...   政界の溷濁復た濟ふ可からざるの状態に陷りたりの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...世の濁(こんだく)と諸侯の無能と孔子の不遇とに対する憤懣(ふんまん)焦躁(しょうそう)を幾年か繰返(くりかえ)した後...   世の溷濁と諸侯の無能と孔子の不遇とに対する憤懣焦躁を幾年か繰返した後の読み方
中島敦 「弟子」

...喬木簇生して奇矯秀...   喬木簇生して奇矯秀溷の読み方
長塚節 「草津行」

...自分(じぶん)の損失(そんしつ)を顧(かへり)みる餘裕(よゆう)を有(も)たぬ程(ほど)惑亂(わくらん)し濁(こんだく)して居(ゐ)た...   自分の損失を顧みる餘裕を有たぬ程惑亂し溷濁して居たの読み方
長塚節 「土」

...霊台方寸(れいだいほうすん)のカメラに澆季濁(ぎょうきこんだく)の俗界を清くうららかに収め得(う)れば足(た)る...   霊台方寸のカメラに澆季溷濁の俗界を清くうららかに収め得れば足るの読み方
夏目漱石 「草枕」

...只幾分か頭脳が茫乎(ぼんやり)して来まして所謂軽度の意識沌(こんとん)に陥り追想力が失われる様で有ります...   只幾分か頭脳が茫乎して来まして所謂軽度の意識溷沌に陥り追想力が失われる様で有りますの読み方
西尾正 「陳情書」

...旅客機自体が濁(こんだく)したものの中にすっぽりと沈みこんでしまい...   旅客機自体が溷濁したものの中にすっぽりと沈みこんでしまいの読み方
久生十蘭 「雲の小径」

...昨夜はバンガローで朝まで眼をあいていた」久美子は重苦しい意識の濁(こんだく)の中で覚醒した...   昨夜はバンガローで朝まで眼をあいていた」久美子は重苦しい意識の溷濁の中で覚醒したの読み方
久生十蘭 「肌色の月」

...むざんに濁の干潟に曝し...   むざんに溷濁の干潟に曝しの読み方
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」

...既に一箇月前に自殺していると明言した若林博士の意識濁(こんだく)的...   既に一箇月前に自殺していると明言した若林博士の意識溷濁的の読み方
夢野久作 「ドグラ・マグラ」

...傍の真紀子の不機嫌さにホールの美しさも今は濁(こんだく)して感じられた...   傍の真紀子の不機嫌さにホールの美しさも今は溷濁して感じられたの読み方
横光利一 「旅愁」

「溷」の読みかた

「溷」の書き方・書き順

いろんなフォントで「溷」


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