例文・使い方一覧でみる「溷」の意味


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...従ってまた厠(しこん)も多くはない...   従ってまた厠溷も多くはないの読み方
芥川龍之介 「尼提」

...文太郎の意識は漸く朦朧として此も夢で言つたのか現で言つたのか濁した其眼は覺めてゐるのか眠つてゐるのか其すら判明しなかつた...   文太郎の意識は漸く朦朧として此も夢で言つたのか現で言つたのか溷濁した其眼は覺めてゐるのか眠つてゐるのか其すら判明しなかつたの読み方
高濱虚子 「續俳諧師」

...私は自分の中にある不純の分子や濁(こんだく)の残留物を知つてゐるので時々自信を失ひかけると...   私は自分の中にある不純の分子や溷濁の残留物を知つてゐるので時々自信を失ひかけるとの読み方
高村光太郎 「智恵子抄」

...私は自分の中にある不純の分子や濁(こんだく)の残留物を知っているので時々自信を失いかけると...   私は自分の中にある不純の分子や溷濁の残留物を知っているので時々自信を失いかけるとの読み方
高村光太郎 「智恵子の半生」

...時にはまたこんなところにと思はれるやうに濁(こんだく)した空気の中に...   時にはまたこんなところにと思はれるやうに溷濁した空気の中にの読み方
田山録弥 「黒猫」

...それが空気の濁(こんだく)を起すようないわゆる塵埃の多少によって系統的に変化する事が分る...   それが空気の溷濁を起すようないわゆる塵埃の多少によって系統的に変化する事が分るの読み方
寺田寅彦 「塵埃と光」

...笹村はちょうどまた注射の後の血が濁(こんだく)したようになって...   笹村はちょうどまた注射の後の血が溷濁したようになっての読み方
徳田秋声 「黴」

...村の衛生係が草鞋ばきの巡査さんと(どぶ)...   村の衛生係が草鞋ばきの巡査さんと溷の読み方
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」

...政界の濁復た濟ふ可からざるの状態に陷りたり...   政界の溷濁復た濟ふ可からざるの状態に陷りたりの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...世の濁(こんだく)と諸侯の無能と孔子の不遇とに対する憤懣(ふんまん)焦躁(しょうそう)を幾年か繰返(くりかえ)した後...   世の溷濁と諸侯の無能と孔子の不遇とに対する憤懣焦躁を幾年か繰返した後の読み方
中島敦 「弟子」

...明(あか)るい光(ひかり)に滿(み)ちた田圃(たんぼ)を其(そ)の惑亂(わくらん)し濁(こんだく)した心(こゝろ)を懷(いだ)いて寂(さび)しく歩數(あゆみ)を積(つ)んで行(ゆ)く彼(かれ)は...   明るい光に滿ちた田圃を其の惑亂し溷濁した心を懷いて寂しく歩數を積んで行く彼はの読み方
長塚節 「土」

...濁(こんだく)して見(み)えねばならぬ...   溷濁して見えねばならぬの読み方
長塚節 「土」

...霊台方寸(れいだいほうすん)のカメラに澆季濁(ぎょうきこんだく)の俗界を清くうららかに収め得(う)れば足(た)る...   霊台方寸のカメラに澆季溷濁の俗界を清くうららかに収め得れば足るの読み方
夏目漱石 「草枕」

...彼の眼玉がかように晦渋濁(かいじゅうこんだく)の悲境に彷徨(ほうこう)しているのは...   彼の眼玉がかように晦渋溷濁の悲境に彷徨しているのはの読み方
夏目漱石 「吾輩は猫である」

...只幾分か頭脳が茫乎(ぼんやり)して来まして所謂軽度の意識沌(こんとん)に陥り追想力が失われる様で有ります...   只幾分か頭脳が茫乎して来まして所謂軽度の意識溷沌に陥り追想力が失われる様で有りますの読み方
西尾正 「陳情書」

...濁の浮世を離れてゐても...   溷濁の浮世を離れてゐてもの読み方
林芙美子 「旅人」

...旅客機自体が濁(こんだく)したものの中にすっぽりと沈みこんでしまい...   旅客機自体が溷濁したものの中にすっぽりと沈みこんでしまいの読み方
久生十蘭 「雲の小径」

...意識もしだいに濁(こんだく)するばかりである...   意識もしだいに溷濁するばかりであるの読み方
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」

「溷」の読みかた

「溷」の書き方・書き順

いろんなフォントで「溷」


ランダム例文:
子貢   御苦労様   乗艦  

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