...天地溟濛(めいもう)になる迄は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...終日寒雨溟濛たり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...かの溟濛(めいもう)たる瓦斯の霧に混ずる所が往時この村夫子(そんぷうし)の住んでおったチェルシーなのである...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...その作用が暗憺溟濛(あんたんめいもう)の極に達しているから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...想像するだに溟濛たる感じが身に迫るような思いがするが...
久生十蘭 「海難記」
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