...「おれの犬までが」とリップは溜め息をついて言った...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...やれやれと溜め息をつきながら行ってしまうのであった...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...それに同情してくれたのが従弟の弘さんなのでございます」と云って、溜め息を吐き、「弘さんの事を少し申上げなければなりません、新聞にもあります通り精神異常者なのでしょう...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「あの顔」
...「なんてかわいがりかたをしてくれるんでしょうね」 そういい添えて、彼女は笑い、溜め息を吐いた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...電車の中で卒倒するような事があったら………「あゝ」私は深い溜め息をついて...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...溜め息一つつく者もないし...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...溜め息をつきはじめる...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...「お若いかたの胸から溜め息などが出るとは...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...おのずと心の奥から希望の溜め息があふれ出してきたのである...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...この世のものとは思われないような深い溜め息や...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...その胸に深い溜め息をつくばかりで...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...この室で伯母は鼓を打つらしいのです」私はほっと溜め息をして奥の座敷に這入った――この家(うち)にはこれ切りしか室がないのだ――と思いながら……...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...どのようなとは白々(しらじら)しい……あの櫛田神社の犬塚信乃の押絵の顔は誰に似せて作ったッ」お母様は長い長い溜め息をホーッとなされました...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...ともすれば出かかる溜め息を押え押え御飯を口に運んでおりましたので...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...時々は涙を流してまで溜め息をしいしい読み続けたことでした...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...長い長い大きな溜め息を一つしてから...
夢野久作 「支那米の袋」
...ほっと深い溜め息をしました...
夢野久作 「白髪小僧」
...溜め息をしたまま伏し目になると...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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