...「おれの犬までが」とリップは溜め息をついて言った...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...やれやれと溜め息をつきながら行ってしまうのであった...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...すでに何回かの勝負があったらしく、喊声や、落胆の溜め息や、傍観者の笑いさざめきなどが、ごっちゃになってそこから渦巻き昇っていた...
犬田卯 「競馬」
...さも感心したような溜め息を洩らしたり...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...溜め息一つつく者もないし...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...溜め息をつきはじめる...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...その胸に深い溜め息をつくばかりで...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...私は思わず今一度溜め息をさせられた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...ともすれば出かかる溜め息を押え押え御飯を口に運んでおりましたので...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...時々は涙を流してまで溜め息をしいしい読み続けたことでした...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...思い出しては溜め息しいしい...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...長い溜め息をしいしい顔を上げて涙を拭きますと...
夢野久作 「死後の恋」
...ほっと深い溜め息をしました...
夢野久作 「白髪小僧」
...何回も何回もふるえた溜め息をして...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ホッと溜め息をして西の空を凝視していた呉一郎は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...この前代未聞の裁判を確定したいと希望している者である」(7)この演説が終りました時に満場の官民が一度に吐き出した溜め息は...
夢野久作 「霊感!」
...そうしてその溜め息が終るのを待って...
夢野久作 「霊感!」
...彼らしくもない溜め息になっていた...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索