...池とも水溜(みずたまり)ともつかぬ濠(ほり)などがあって...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...二人は顔を見合はして又一つふかい溜息をついた...
薄田泣菫 「茶話」
...日溜りの枯芝の上へ...
薄田泣菫 「独楽園」
...ほっと溜息をして...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「幻想」
...それでも溜息をつくことを忘れなかった...
豊島与志雄 「神棚」
...舗石の間の水溜(た)まりにも靴からしたたる水にも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...水溜(た)まりが道をさえぎっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...溜息をついて「わしが...
直木三十五 「南国太平記」
...硫黄(いおう)の蒸溜所も出来上りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...蒸溜水の場合より粒子が大きくなって...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...恐ろしく溜めた野郎もあるものですね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...途方もない結末にもって行って溜飲(りゅういん)を下げたこともあり...
野村胡堂 「平次と生きた二十七年」
...雲脚が早くて毎日よく落葉がお互ひの庭に溜つていつた...
林芙美子 「柿の実」
...溜息をつきながらほつつきつて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...汚れた雪が吹き寄せられて溜まっている...
牧逸馬 「双面獣」
...池は干あがって塵芥(ちりあくた)が溜(た)まっているし...
山本周五郎 「あだこ」
...その竜骨に溜った動かぬ泡の中から...
横光利一 「上海」
...つまらない」溜息(ためいき)をついて寝返りを打ちました...
吉川英治 「江戸三国志」
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