...軍用金として佐渡の黄金を溜めて置き...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
......
大手拓次 「蛇の花嫁」
...今では百幾つも溜つてゐるといふ事だ...
薄田泣菫 「茶話」
...彼は長い溜息をついた...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...その跡に出来た砂原の窪みに水の溜ったのがこの湖とこれに連なる沢山の湖水だそうである...
寺田寅彦 「異郷」
...五年や十年で溜まるわけがねえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...貫兵衛は溜飲(りゅういん)を下げました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...銘々少しづつ溜めて居る外には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...折角稼(かせ)ぎ溜めて江戸見物に來た人達の...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あたしはまた溜息をついた...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...船溜(ふなだめ)にいる船頭や水子(かこ)が...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...ホッと溜息を吐いた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...「オホホホ溜息をして...
二葉亭四迷 「浮雲」
...掃溜(はきだめ)へポンと抛込(ほうりこ)んだ...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...……お爺さん……」東作老人はここまで云って来た博士の言葉のうちに太い溜息を一つした...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...彼等は互ひに顏を見合せた――お互ひの髭に溜つた鹽を見て笑ひ合つた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...予定の五年目の春頃には、その大溜池が、何ヵ所となく竣工した...
吉川英治 「鬼」
...生涯につくり溜(た)めた「物」の全部も――また最後のいのちをすら失いかけているのであるが...
吉川英治 「新書太閤記」
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