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饗庭篁村 「木曾道中記」
...いやで/\溜らないこともある...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...何よりも愉快で溜らなかつたのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...泥水の溜まるあり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...決して愚痴はいいませんし……」と溜息(ためいき)を吐(つ)いて...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...微(かす)かに溜息(ためいき)を洩(も)らしただけで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...溜息(ためいき)はつき通しについて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「富籤」
...幾分ホッとしたような溜いきをついて云った...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...モダーニズムが機械的である限り一種のデカルト主義にまで蒸溜することも出来るが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...それから……例の蒸溜器(レトルト)さえも...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...でも時おりしぼるような溜息がもらされて...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...中年から金を溜(た)めることに執着し...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「ああ」と溜息をついて上へ上った...
林芙美子 「泣虫小僧」
...加十は溜息をついて...
久生十蘭 「魔都」
...丁度洪水の引いた跡にいつまでもあちこちに水溜(みずたま)りが残っているように...
堀辰雄 「三つの挿話」
...かれはそれにのみある清澄な水溜りのふちに佇(たたず)んでいる女の姿を見た...
室生犀星 「みずうみ」
...池のその部分は結氷を避けるために囲ってあり、その水溜りに、群をなして家鴨がいたのである...
山川方夫 「博士の目」
...「どうかなされましたか」「むむ……すこし頭が重い」「おつかれが溜(たま)ったのでしょう...
吉川英治 「源頼朝」
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