例文・使い方一覧でみる「溜」の意味


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...ほんとに……」夫人は今だに思ひ出しては海のやうに深い息をついてゐる...   ほんとに……」夫人は今だに思ひ出しては海のやうに深い溜息をついてゐるの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...泥水のまるあり...   泥水の溜まるありの読み方
関寛 「関牧塲創業記事」

...肩を落して息(ためいき)をつき...   肩を落して溜息をつきの読み方
太宰治 「春の盗賊」

...今しがた奥さんの美しい眼のうちに(たま)った涙の光と...   今しがた奥さんの美しい眼のうちに溜った涙の光との読み方
夏目漱石 「こころ」

...この四五年来めて置いた質問を始めて叔母に掛けた...   この四五年来溜めて置いた質問を始めて叔母に掛けたの読み方
夏目漱石 「門」

...そんな細工の出來るのは幸七に違ひないといふんで」「フーム」「幸七はめ込んでゐることは確かで...   そんな細工の出來るのは幸七に違ひないといふんで」「フーム」「幸七は溜め込んでゐることは確かでの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...無気味な血りが...   無気味な血溜りがの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...張詰めた涙(ためなみだ)をぼろぼろこぼすのと違って...   張詰めた溜涙をぼろぼろこぼすのと違っての読み方
長谷川時雨 「明治美人伝」

...で池署へ連行される...   で溜池署へ連行されるの読み方
久生十蘭 「魔都」

...ホッと一息息(ためいき)を吐(つ)いた...   ホッと一息溜息を吐いたの読み方
二葉亭四迷 「浮雲」

...カーチアワールでは城を築いたり塔が傾いたり池を掘るも水がらぬ時人を牲にした...   カーチアワールでは城を築いたり塔が傾いたり池を掘るも水が溜らぬ時人を牲にしたの読み方
南方熊楠 「人柱の話」

...門前の芭蕉が破れてから近隣の落葉が吹きつたりして...   門前の芭蕉が破れてから近隣の落葉が吹き溜つたりしての読み方
室生犀星 「故郷を辞す」

...水りにはまっちゃったじゃないか...   水溜りにはまっちゃったじゃないかの読み方
室生犀星 「蜜のあわれ」

...大きな青大将がのそのそと這(は)ッて往ッた,しばらくして娘はほッと息を吐(つ)いて...   大きな青大将がのそのそと這ッて往ッた,しばらくして娘はほッと溜息を吐いての読み方
矢崎嵯峨の舎 「初恋」

...ずいぶん思ったことよ」おちづは息(ためいき)をついた...   ずいぶん思ったことよ」おちづは溜息をついたの読み方
山本周五郎 「風流太平記」

...黄土の大陸の十分の一は巨大な水(たま)りばかりだった...   黄土の大陸の十分の一は巨大な水溜りばかりだったの読み方
吉川英治 「三国志」

...真ッ黒な舟(ふなだま)りの群れを...   真ッ黒な舟溜りの群れをの読み方
吉川英治 「新・水滸伝」

...下水(だめ)の中に...   下水溜の中にの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「溜」の読みかた

「溜」の書き方・書き順

いろんなフォントで「溜」

「溜」の英語の意味

「溜なんとか」といえば?   「なんとか溜」の一覧  


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