...元気溌溂とした笑顔で挨拶した...
...彼女はいつも元気溌溂で、みんなを明るくさせる...
...昨日は疲れていたけど、今日は元気溌溂だ...
...子供たちは元気溌溂に遊んでいた...
...元気溌溂なスピーチで会場を沸かせた...
...岩見重太郎は今日もなほ僕の中に溌溂(はつらつ)と命を保つてゐる...
芥川龍之介 「僻見」
...若き溌溂(はつらつ)たる脳細胞に植継(うえつ)ぎて...
海野十三 「大脳手術」
...溌溂として生意に富んだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...多くの画家が生命の溌溂さをのみ見ているこの魚族を取り扱うのに...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...過去の生活に対して溌溂たる心をはたらかせ...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...平常(かね)て……などにみるあンな軽い溌溂(はつらつ)さのないのが...
徳永直 「冬枯れ」
...溌溂たる運動を待ち望んでいるかのような心地がした...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...下半分に現われてる溌溂とした若さは...
豊島与志雄 「反抗」
...正義観念が溌溂(はつらつ)として閃(ひらめ)くことに...
中里介山 「大菩薩峠」
...あまりに溌溂(はつらつ)たる宇宙の刺激に堪えなくなった頭を...
夏目漱石 「それから」
...生気溌溂たる陽気な所を求めて...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...就中近頃の村瀬の羨望を代表するが如き溌溂さや物事の恬淡さを兼備して...
牧野信一 「女に臆病な男」
...また活きてゐる間溌溂(はつらつ)たる意氣に日毎酒を被(あふ)ツて喧嘩を賣ツた元氣な勞働者もあツたらうし...
三島霜川 「解剖室」
...溌溂とした闘争力...
宮本百合子 「刻々」
...精気溌溂たるところまでそっくりにみえる...
山本周五郎 「思い違い物語」
...元気溌溂たる人間に変って来ておりますことを……...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...どこまで向上するかわからぬ溌溂さを持っている...
夢野久作 「能とは何か」
...圖太く本能のままに放蕩出來る者達の性格が溌溂として強く綺麗なものに見えて來た...
横光利一 「悲しみの代價」
便利!手書き漢字入力検索