...五の溌剌(はつらつ)たる青年だった...
海野十三 「地球盗難」
...彼女の心は溌剌と...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...諸君の上に生生溌剌として...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...溌剌颯爽とした生活が感じられる...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...溌剌たる会話が際限もなく続く...
豊島与志雄 「風俗時評」
...活溌(かっぱつ)な...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...活溌な作業が、開始された...
火野葦平 「花と龍」
...至極(しごく)元気の宜(い)い活溌な男で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...単純に衝動的に溌剌たる人々...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...万事が溌剌としている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...農村の活溌な社会主義的発達はとりもなおさず都会の重軽工業を敏活に運転させる調帯だ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...溌溂たる新興プロレタリアートは「十月」とともに輩出した作家たちの書くものに...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...運動神経の溌溂さが大事ですからね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...豊子もすこし驚いたが彼女が元来活溌な性質なのでかへつて悦こんだ...
村山槐多 「殺人行者」
...」女は活溌(かっぱつ)にこう云った...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...そのうしろからさも面白そうに次のように活溌に愚弄した...
山本周五郎 「百足ちがい」
...天照皇太神(てんしょうこうだいじん)の五字がまだ濡れているような溌墨を見せている...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...彼が彼らしい童心の溌剌を急に削(そ)がれたのは...
吉川英治 「平の将門」
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