...エマ・ボルマンという婦人の木版画と詩とを満載している...
石川欣一 「可愛い山」
...変な国籍の船が火薬を満載して...
海野十三 「火薬船」
...西インドから財宝を満載して帰る船隊を待ち伏せてみるくらいのことはできよう...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ゴルフ道具・小鞄等を満載してしっきりなしに流れる週末自動車の爆音で夜も眠れないくらいだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...そういう女達を満載して...
谷譲次 「踊る地平線」
...中には科学の抜殻だけを満載して中実(なかみ)は空虚なのもあるようである...
寺田寅彦 「雑感」
...何かしら棍棒(こんぼう)のようなものを数十ずつ一束にしたものを満載している...
寺田寅彦 「夢」
...またトラックに満載して...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...世間の艶種(つやだね)を満載している新聞紙にたいするくらいの興味をしか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...コン吉はコルテの町からさまざまな買物を騾馬(ろば)の背に満載して帰って来た...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...只さえ引っくり返り易いボウトに平衡を失っている人間を満載して動揺の激しい海面へ下ろそうというのだから...
牧逸馬 「運命のSOS」
...連合軍の食糧を満載して...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...トランクが満載してあった...
松本泰 「日蔭の街」
...無闇と獲物を満載してゐた小船の方は...
三好達治 「海辺の窓」
...よく熟した枇杷の実を満載してくるいくつかの舟とすれちがった...
柳田国男 「雪国の春」
...兵船をそろえ、兵を満載して、呉軍は長江をさかのぼってゆく...
吉川英治 「三国志」
...兵糧の満載してある千余輛のそれを奪回して...
吉川英治 「三国志」
...この年の末から一五〇六年の初めへかけて八隻の貨物船が香料を満載して帰国の途についた...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索