...彼は試験に合格したと聞いて大満悦だった...
...コンサート後、彼女は大満悦の顔で帰路についた...
...あの子供は甘いものを与えると大満悦になる...
...仕事が終わり、ビールを飲みながら大満悦に過ごす...
...彼と彼女は喜びで大満悦のまま、家路についた...
...上様(うえさま)には御満悦(ごまんえつ)に思召(おぼしめ)され...
芥川龍之介 「三右衛門の罪」
...煮豆佃煮(つくだに)のごちそうに満悦(まんえつ)して...
伊藤左千夫 「水籠」
...大満悦(だいまんえつ)であった...
海野十三 「怪星ガン」
...彼は恐らく可憐(かれん)な愛人と抱きあったまま満悦(まんえつ)の裡(うち)に瞑目(めいもく)したことでしょう...
海野十三 「壊れたバリコン」
...「かくして俺は勝ったのだ」北川氏は満悦の体で...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...主人公は大満悦、たいへんな期待で包みを解いてみると――出て来たのは、色から模様から「時代」まで元品(オリジナル)とすこしも変らない皿――ではあったが、見本に送ったこわれた皿と完全に同じに、それは一枚分の新しい皿の破片で、べつに手紙がついていた...
谷譲次 「踊る地平線」
...説く者も学ぶ者も互いに満悦し得心すれば...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...どの顔をみても満悦の情を現わしていない顔はなかった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...チューブは内心ひそかに満悦でない筈はなかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...拙作「歌へる日まで」に就て身にあまる程の賞讚辞を賜り満悦に存じました...
牧野信一 「附「歌へる日まで」」
...堀田ラフトは寧ろ満悦気な含み声で...
牧野信一 「街角」
...彼の感じていた満悦は...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...測りがたい満悦の...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...御満悦の態である...
宮本百合子 「寒の梅」
...署長は非常な満悦であった...
森下雨村 「五階の窓」
...ここに彼の満悦なすがたが見られた...
吉川英治 「三国志」
...それで満悦している森公という小男の工員がいた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...子供の心に満悦の情をみなぎらしてくれる...
和辻哲郎 「茸狩り」
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