...とても満々と水をたたえた淵があり...
石川欣一 「比島投降記」
...ザンブリと熱湯満々たるプールの中にとびこんだ...
海野十三 「蠅男」
...僕は、ことしの夏休みは合宿に加わらないつもりだったから、かえって好都合なのだが、大沢、松村の両先輩にとっては、楽しみが一つ減ったわけだから、不平満々だ...
太宰治 「正義と微笑」
...自信満々の勢いを示している...
太宰治 「女神」
...満々たる清水を湛(たた)えた大理石の浴池の中央には...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...満々と湛えた水面に...
豊島与志雄 「絶縁体」
...余りに稚気(ちき)満々たる誇負(こふ)を見たからである...
中島敦 「弟子」
...見るからに殺気満々たる情況になっていた...
久生十蘭 「だいこん」
...自信満々、楽しみを期待して目がギラリ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...かえってエパメイノンダスの方が堂々と自分の行為を説明し、自信満々、(c)威張って(a)人民の抗議を責めたものだから、人民は投票をする勇気さえなくしてしまった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかし元気は満々たるものらしい...
山本周五郎 「思い違い物語」
...満々たる江水は虹に燃え立って...
吉川英治 「三国志」
...張(ちょうこう)が自信満々に構えた三ヵ所の陣は...
吉川英治 「三国志」
...やがては満々と四方の陸を沈めて...
吉川英治 「三国志」
...馬上帯弓の上で御あいさつ申さむ――とある大言ぶりも、自信満々だ...
吉川英治 「私本太平記」
...満々とたたえた外濠(そとぼり)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...満々たる城外の濁水を睨みまわして...
吉川英治 「新書太閤記」
...前は満々とみなぎる水...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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