...今日が満願と云う夜(よ)に...
芥川龍之介 「運」
...満員の電車に乗ることにした...
芥川龍之介 「冬」
...女それ自身は大満足で...
泉鏡花 「海神別荘」
...以上の二ヶ条より辛じて松明を得て針路を探り候ともいかにして吾々の満足する批評者を得申(えもう)すべき...
伊藤左千夫 「師を失いたる吾々」
...ただそれだけでも満足出来るように思っていたのです...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...それに満足していた時分に...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...無限の同情と靄々たる和気とを以て満たされた近年の盛会であつた...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...寝起(ねおき)の顔へ水をかけられたような夫の様子に満足したらしい彼女は微笑を洩(も)らした...
夏目漱石 「明暗」
...それにできるだけの満足を与える事が...
夏目漱石 「明暗」
...満足に年貢の納まろうはずがない...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...受刑者が自分の衣類を穴から取り出したことを満足そうに見て取った...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...また、シベリヤには、三十万以上の赤軍(せきぐん)が集って、満洲の国境を、機械化兵団が、とりかこんでいる...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...座は大満員、英太郎楽屋へ来る、柳永二郎も...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...客は、ぎっしり満員...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そこいらじゅうに青い生命が満ちていた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...坐賓尊酒両盈満...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼は死ぬだけでは満足せず...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...勿論沢庵に満腔の敬意を払っていたに違いないが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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