...不満のある度に一々英国公使に訴え...
内田魯庵 「四十年前」
...それは、昼間のことで、サーカスの大テントの中は、満員の見物で、うずまっていました...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...いっそう満足に思ったものであった...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...――海浜に残る高潮すなわち満潮の跡...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...満洲の或(あ)る出版会社に夫婦共に勤めたようで...
太宰治 「女神」
...帝都の野犬(?)を満載した三河島行きのトラックの前に立ち塞って...
戸坂潤 「社会時評」
...心の中で感謝したり満足したりしながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...十年も警視庁のクラブの主にされて居る虎井満十が...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...ほゞ満員である...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...入り、今日も大満員...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そうした若い女たちは新春の喜びに満ち足らったふうであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...完全な円満や歓喜のみの世界ではなく...
室生犀星 「愛の詩集」
...そのとおりだ」「おれの手紙では満足できないのか」「灸寺へゆくのは父だ」と主計が云った...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...とうてい満足な生活はさせてやれない...
山本周五郎 「花も刀も」
...黄昏の燈火に満ちた巴里の街を離れてから...
與謝野寛 「素描」
...満城の血潮もまだ乾かぬ中で...
吉川英治 「三国志」
...彼らも共に惰気に満ちる...
吉川英治 「新書太閤記」
...借地期限の満了の時には必然的に地主のものでなければならず借地人のものではない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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