...丑満時(うしみつどき)を報(つ)げ来(こ)して...
泉鏡花 「活人形」
...これで汝は満足したはずである...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...」と青砥は得意満面...
太宰治 「新釈諸国噺」
...病に満ちた世界である...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...ただ嘆息するのみで満足している...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ネロは不満を言いませんでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...満足することができないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分は一時間の間満足していたろう...
夏目漱石 「坑夫」
...稀代(きだい)の天才のせめてもの満足であったことであろう...
野村胡堂 「楽聖物語」
...これは普通は半ば満足すべき結果を生むのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...いつまで続くかわからなくて一体どんな満足が得られるんだ? 日が変われば俺も変わるのかも知れないし...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「羊飼いハイタ」
...部屋に満ちた甘い協和音はムーアが今まで聞いたことがないものだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...これで金に不満はなかろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...モウ随分満足することが出来るほど採集したから...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...在満(ありまろ)らが和歌は堂上の専有物に非ずと大呼するまでは...
正岡子規 「人々に答ふ」
...……やるがいいだろう」満信城代は深慮遠謀といったふうに...
山本周五郎 「思い違い物語」
...その分なら目にもの見せてくれるぞ――との覇気(はき)に満々たらざるを得なかったのである...
吉川英治 「上杉謙信」
...その結果、ふたたび建業城中の大会議となって、閣員以下、呉の諸将は、今さらの如く蜀の旺盛な戦意を再認識して、満堂の悽気、恐愕(きょうがく)のわななき、おおうべくもなかった...
吉川英治 「三国志」
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