...征馬鉄蹄(せいばてつてい)に世界を蹂躪(じうりん)し...
石川啄木 「閑天地」
...明け暮れ征馬のいなゝきと鉄炮の音ばかりを聞き馴れておりましたのが...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...「征馬不レ前人不レ語...
西田幾多郎 「我が子の死」
...肩の荷を卸して枕とししばし木の下にやすらひて松をあるじと頼めば心地たゞうと/\となりて行人征馬の響もかすかに聞ゆる頃一しきりの夕立松をもれて顔を打つにあへなく夢を驚かされて荒物担ぎながら一散にかけ去りける...
正岡子規 「かけはしの記」
...「征馬驕春立柳辺...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自身は征馬を南へすすめていたのである...
吉川英治 「三国志」
...いま征馬をここまですすめながら...
吉川英治 「三国志」
...千里の征馬に乗ってもなお鉄胎(てったい)の強弓をひき...
吉川英治 「三国志」
...夕べには東隣の国境に征馬をお向けなされ...
吉川英治 「新書太閤記」
...信長の征馬行くところは...
吉川英治 「新書太閤記」
...征馬(せいば)遠く東国から離れて...
吉川英治 「源頼朝」
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