...湯元で温泉に入りました...
...湯元でお土産を買いました...
...湯元の旅館に泊まりました...
...湯元の食事が美味しかったです...
...湯元の山々がとても綺麗だったです...
...それから夕暮に箱根の山下である湯元(ゆもと)附近の河原(かわら)で痣蟹らしい男が水を飲んでいるのを見かけた者のあること...
海野十三 「恐怖の口笛」
...那須の湯元に行つた時の心持は忘れられない...
田山録弥 「行つて見たいところ」
...盛夏八月既に秋冷を感ずる湯元の浴舍の座敷から眞青な夏草に被はれた前白根の清らかな色を眺めた時...
近松秋江 「箱根の山々」
...金精峠を越して奥日光の湯元温泉に至る...
豊島与志雄 「山吹の花」
...湯元から二十町ばかり山道を下ると...
豊島与志雄 「湯元の秋」
...僕が面白い話をするよ」「全体いつ宿へつくんだい」「五時には湯元へ着く予定なんだが...
夏目漱石 「二百十日」
...もし湯元へ泊り候えば半道の回りなり...
野村胡堂 「胡堂百話」
...日光湯元温泉の板屋旅館を根拠として...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...白露の中にほつかり夜の山湯元に辿(たど)り着けば一人のおのこ袖をひかえていざ給え善(よ)き宿まいらせんという...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...「お八つに湯元饅頭でも取つて上げようかね...
正宗白鳥 「新婚旅行」
...翌日湯元まで往復六里ドライヴしましたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...湯元で雪のつもっているのを見たら(往来や山に)何とも云えない面白い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...湯元館でも、夜おそくならなきゃ、湯へはいろうとしないし、ほかの客がなんだとか、かんだとか……どうしたのよ、ぜんたい?男の声 フフ……女の声 水くさいのねえ...
三好十郎 「胎内」
...遠い麓の湯元湖の水がうす白く光つて見えた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...その湖の縁には今夜泊らうとする湯元温泉がある筈であるのだ...
若山牧水 「樹木とその葉」
...それと自分の立つてゐる金精峠との間の根がたに白銀色に光つて湛へてゐるのは湯元湖であつた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...彼の挨拶を聞き流して私はとつとと掌を立てた樣な急坂を湯元温泉の方へ驅け降り始めた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...折角だけれど俺はもう湯元に行くのは止しますべえ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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