...この湧出する水の中には塩分が含まれている...
...今朝、私たちが登った山頂から湧出する温泉を見つけた...
...地下水から湧出するミネラルウォーターは健康に良いと言われている...
...この地域では春になると、たくさんの花が湧出する...
...震災の直後、ボランティアたちが湧出するように集まった...
...譬二之清泉湧出、旁水不一レ得二渾入一...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...貧より来る苦痛の中に心に卑陋なる思想の湧出するこれ悲歎の第四なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...下から湧出する温泉に浴するのである...
高浜虚子 「別府温泉」
...この別府の海には底にかず限りもなく温泉が湧出しておるらしい...
高浜虚子 「別府温泉」
...この由布院村にもたくさんの温泉が湧出しておる...
高浜虚子 「別府温泉」
...その池の岸辺にも温泉が湧出しておって...
高浜虚子 「別府温泉」
...別に湧出する冷泉を鉄管に引いて鶴見地獄の熱汽(ねっき)の間を通し温泉をつくることにしたそうである...
高浜虚子 「別府温泉」
...駿河に富士山が湧出したという伝説も...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...「地理纂考」によると、「安永八年己亥十月朔日、桜島火を発し、地大に震ひ、黒烟天を覆ひ、忽(たちま)ち暗夜の如し、五日経て後、烟消え天晴る、十四日一島湧出す、其翌年七月朔日水中に没す、是を一番島と言ふ、同十五日又一島湧出す、是を二番島と言ふ、俗に猪子島と称す、己亥十月化生の故なり、同十一月六日の夜、又一島湧出す、是を三番島と言ふ、同十二月九日夜、又一島湧出す、是を四番島と言ふ、三四の両島は硫黄の気あり、因て俗に硫黄島と称す、同九年庚子四月八日、二島相並び又湧出す、五月朔日に至つて自ら合して一島となる、是を五番島と言ふ、今俗に安永島と称す、同六月十一日又一島湧出す、是を六番島と言ふ、同九月二日又一島湧出す、是を七番島と言ふ、同十月十三日又一島湧出す、是を八番島と言ふ、後七八の両島合して一島となれり、因て併せ称して六番島と言ふ、(略)炎気稍退き、五島全く其形を成す、即ち其二番三番四番五番六番の五島、併せて新島と名づく、其中五番島最大にして其周廻二十町、高さ六丈なり、草木発生し、水泉迸出す、於是(ここに)寛政十二年閏四月、島(桜島)民六口を此島に移す」としてあって、大小こそあれ八島の湧出したことは、大八洲成生の伝説を髣髴(ほうふつ)さすものではないか...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...富士山が爆発して噴火口の傍に一つの山を湧出した...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...これらの大作用は実に突兀(とっこつ)として一の新世界を宇宙に湧出(ようしゅつ)したり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...こんこんと常に湧出(わきで)る最も親身な自然な愛情)が湛(たた)えられていることを...
中島敦 「李陵」
...併し隨所に湧出する天然の温泉は羅馬人によつて利用せられ...
濱田耕作 「温泉雜記」
...然ば則ち藝術家の榮譽も此源泉より湧出するの法に依る可きのみ...
福沢諭吉 「帝室論」
...最近はその三ヶ所の湧出口がはつきりして居て...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...それで以て平等世界を湧出せんとする者は...
南方熊楠 「十二支考」
...富士山が一夜にして湧出した如く...
吉江喬松 「山岳美觀」
...彼が徹底せる熟慮と深瀾(しんらん)のごとき遠謀とが渾然として湧出して来る...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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