...『源氏』の『湖月抄』もオオサカあたりの書林からか出たので...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...『万葉集』『湖月抄』の御講義を聴講にいっておりました...
長谷川時雨 「大塚楠緒子」
...親に内密で買った湖月抄の第二巻門石の巻の一綴りに...
長谷川時雨 「紫式部」
...平常(つね)の部屋(へや)に倚(よ)りかゝる文机(ふづくゑ)の湖月抄(こげつせう)こてふの卷(まき)の果敢(はか)なく覺(さ)めて又(また)思(おも)ひそふ一睡(いつすゐ)の夢(ゆめ)夕日(ゆふひ)かたぶく窓(まど)の簾(すだれ)風(かぜ)にあほれる音(おと)も淋(さび)し...
樋口一葉 「別れ霜」
...本箱から湖月抄を取り出して...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...丁度手許にあつた湖月抄本とウエイレイの英譯とをちやんぽんに見ながら急いで走り讀みをしましたが...
堀辰雄 「若菜の卷など」
...北村季吟などが作つた「湖月抄」とか...
森鴎外 「假名遣意見」
...源氏物語を湖月抄と首引(くびびき)で読んで其(その)質問で予の友人を困らせた程の※心家だ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??