...そして此様な生活に沈湎しながらも...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...最後に女色に沈湎(ちんめん)するのも...
芥川龍之介 「孤独地獄」
...自分の周圍に在つて此沈湎を支へて呉れる人と云ふもの――社會と云ふもの――の温かなる好意が必要になつて來る...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...内氣な心を以つて俺一人の問題に沈湎してゐた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...その不自然な精神的淫蕩に沈湎してるうちに...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...封建遺制の底に沈湎している彼等に理論を説く事は...
中井正一 「地方文化運動報告」
...どんな絶望と悲嘆に沈湎(ちんめん)する者でも...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ここに沈湎冒色(ちんめんぼうしょく)...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...沈湎(ちんめん)冒色(ぼうしょく)勝手次第に飛揚して得々(とくとく)たるも...
福沢諭吉 「日本男子論」
...飲酒への沈湎を断念しなければならなかつたこともある...
牧野信一 「熱い風」
...澎湃たる絶望感とに沈湎して骨にならぬ限りは拓かるべき道もないとおもつてわたしはあのやうな山径ばかりを転々としてゐるのであるが...
牧野信一 「痩身記」
...その点では似ているけれどルオーの中にあるその主観沈湎(ちんめん)のデガダンスに対して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かくの如き沈湎(ちんめん)な謙讓を洩らしてゐるのである...
吉川英治 「折々の記」
...彼が酒色に沈湎(ちんめん)していた頃...
吉川英治 「剣難女難」
...玄徳は沈湎(ちんめん)と考えこんでいたが...
吉川英治 「三国志」
...沈湎(ちんめん)と腕拱(ぐ)みした儘(まま)...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...沈湎(ちんめん)と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...沈湎(ちんめん)と暗くなり...
吉川英治 「平の将門」
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