...そして此様な生活に沈湎しながらも...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...全く沈湎(ちんめん)しているようであった...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...暫く三面の交渉を絶つて靜かに一面の世界に沈湎せむとする時...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...長年喰うや喰わずの惨めな生活に沈湎(ちんめん)しておりましたせいか...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...人の噂では兼家はこのごろまた新しい女に沈湎してゐるといふことであつたけれども...
田山花袋 「道綱の母」
...恍惚(こうこつ)と内心の光燿(こうよう)との無言の逸楽のうちに沈湎(ちんめん)していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...封建遺制の底に沈湎している彼等に理論を説く事は...
中井正一 「地方文化運動報告」
...怖ろしい無念無想に沈湎してゐた...
牧野信一 「驚いた話」
...青野は鑑賞に沈湎し...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼が酒色に沈湎(ちんめん)していた頃...
吉川英治 「剣難女難」
...沈湎(ちんめん)とさしうつ向いているのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...沈湎(ちんめん)と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そして肉体の主(ぬし)は沈湎(ちんめん)として終日(ひねもす)...
吉川英治 「親鸞」
...色慾ニ耽湎(タンメン)スルコト極(キワマ)リナシ...
吉川英治 「親鸞」
...沈湎(ちんめん)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...沈湎(ちんめん)たるその眉を見て...
吉川英治 「宮本武蔵」
...沈湎(ちんめん)しているかと思えば...
吉川英治 「山浦清麿」
...戦争と政治と歓楽との荒々しい生活のなかに沈湎していたのであるが...
和辻哲郎 「鎖国」
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