...渺茫(びょうぼう)たる碧い碧い海原とをしばらく眺めていた...
モオパッサン 秋田滋訳 「初雪」
...天さかる鄙(ひな)の大川の縹渺(へうべう)と目の前に浮び上がる所は如何にも静かに出来上がつてゐる...
芥川龍之介 「金春会の「隅田川」」
...衆を集めて渺々の海に浮べり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...しかして中央アジアの平原大野は渺茫(びょうぼう)として限りなくはるかにゲルマン...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...側は漂渺(ひょうびょう)たる隅田の川水青うして白帆に風を孕(はら)み波に眠れる都鳥の艪楫(ろしゅう)に夢を破られて飛び立つ羽音(はおと)も物たるげなり...
永井荷風 「向嶋」
...烟波浩渺(えんぱこうびょう)たる湖面の夜に触れると...
中里介山 「大菩薩峠」
...その縹渺たる情趣に於てはるかにホフマンを凌ぐものがあると考えるのは単なる私の思いすごしであろうか...
中島敦 「鏡花氏の文章」
...淡い縹渺(ひょうびょう)とした抒情味である...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...渺茫たる広野原の遠見...
林芙美子 「愛する人達」
...渺々たる海上にある雲を「かかる」とはいふべからず候...
正岡子規 「人々に答ふ」
...渺茫(べうばう)たる海面に鱶(ふか)が列を為して現(あら)はれたかと思つたのは三浬(マイル)先の埠頭から二挺櫓(ろ)を一人で前向(まへむき)に押して漕ぐ馬来(マレイ)人の小舟(サンパン)の縦列で...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...この渺々(びょうびょう)とした黄土の大陸にあっては...
吉川英治 「三国志」
...その風采は神渺(しんびょう)たるものがあり...
吉川英治 「三国志」
...先生もそうお考えになられますか」「ただし渺々(びょうびょう)たる大江の上...
吉川英治 「三国志」
...一方は渺々(びょうびょう)たる江水(こうすい)天(てん)に漲(みなぎ)り...
吉川英治 「三国志」
...渺漠(びょうばく)たる裾野(すその)の原にはいると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...――渺茫(びょうぼう)と長かった気もするし...
吉川英治 「新書太閤記」
...河原は渺々(びょうびょう)として眼の限り石ころと水であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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