...〔譯〕游惰(いうだ)を認(みと)めて以て寛裕(かんゆう)と爲すこと勿(なか)れ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...訪問録游心帖に終止符をうつてしまつたもの...
小穴隆一 「二つの繪」
...水中を游ぐものも...
丘浅次郎 「人類の将来」
...かの大野領の化石渓は東游記の為(ため)に名(な)高(たか)けれども我が国の化石渓は世にしられず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...その儘水に游(およ)がせておいた...
薄田泣菫 「茶話」
...その上到るところに渦のような気流があるために永く空中に浮游しうるのである...
寺田寅彦 「塵埃と光」
...(――その一節)……かくの如き人波の中楊柳を折り芙蓉を採る瑶環と瓊珮とを振ひ鏘々として鳴つて玲瓏たり衣は翩々として驚鴻の如く身は矯々として游竜の如し……と...
牧野信一 「バラルダ物語」
...見霞すむ稲田の上に眼を放つと蜻蛉の群がさんさんたる陽りに翅を翻して游泳してゐるのだ...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...理論は決して現實の地盤から游離することが出來ない...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...嘗游于藝華時、妾挙一男二女...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...韓凹巷(かんあふこう)の「芳野游藁」がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...旧游聊此不寒盟...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...宍戸某をしてこれを購ひ求めしめたものは富士川游君であつたさうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この游は安政二年乙卯(おつぼう)四月六日に家を発し...
森鴎外 「細木香以」
...名山(めいざん)大川(たいせん)に游(あそ)び...
森鴎外 「渋江抽斎」
...富士川游さんの所蔵の『直舎(ちょくしゃ)伝記抄』及(および)已(すで)に散佚(さんいつ)した諸書を除く外は...
森鴎外 「渋江抽斎」
...この中に白魚を游(およ)がしてある...
矢田津世子 「茶粥の記」
...藤甲の兵はみなよく水に身を浮かして自由自在に浮游(ふゆう)します...
吉川英治 「三国志」
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