...忽ち游泳を覚えたり...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...等(とう)を愛するに至りしも小穴一游亭に負ふ所多かるべし...
芥川龍之介 「わが家の古玩」
...さうして彼は此等の交游に對しては...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...お玉杓子は常に隊を組み群をなして水の中に游泳している...
魯迅 井上紅梅訳 「鴨の喜劇」
...いつとなく僕の游心帳が芥川...
小穴隆一 「二つの繪」
...元気(げんき)にひらひら游(およ)いでいたといいましたから……」「ちよッ! なにいつてるんだ...
大下宇陀児 「金魚は死んでいた」
...急に游ぎがむつかしくなって...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...そして游げなかつたので...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...篠部淡路守が浪游(なみおよぎ)の太刀を以て介錯したことは前述の通りである...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...小さな子供のいる食卓の上には子供の数だけのゴム風船が浮游(ふゆう)している...
寺田寅彦 「柿の種」
...廻游の方向をかえさせればよいのだから...
中谷宇吉郎 「大謀網」
...なるだけ空中に浮游しているのと似寄った条件の下に結晶を置くように工夫をしたのである...
中谷宇吉郎 「雪」
...スクルーで浪(なみ)をけっ飛ばしながら游(およ)いで行くのであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...思惟――實踐から游離されたそれ――の現實性または非現實性に關する爭ひは...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...少(わか)き時(とき)常(つね)に鮑叔牙(はうしゆくが)と(二)游(あそ)ぶ...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...鰯(いわし)とかいう廻游魚類が...
夢野久作 「爆弾太平記」
...際限もなく牢人や游将を抱え入れて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その例外は里仁篇末尾の、子游曰く、君に事(つか)えて数(せ)(責)むれば斯(すなわ)(則)ち辱(はずかし)められ、朋友に(交わりて)数(せ)むれば斯(すなわ)ち疏(うと)んぜらる...
和辻哲郎 「孔子」
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