...何の妄念(ばうねん)游思(ゆうし)有らん...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...游(およ)がずに...
大下宇陀児 「金魚は死んでいた」
...舞鶴(ぶくわく)天に游(あそ)ぶが如し」とあるから...
薄田泣菫 「茶話」
...いわゆる宇宙塵(コスミックダスト)として浮游(ふゆう)している...
寺田寅彦 「塵埃と光」
...メダカが游(およ)ぐ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...もって地中海の上游(じょうゆう)に拠(よ)り...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...医学史では富士川游・石川日出鶴丸の諸博士を初めとして...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...一艦隊は地中海を游弋(ゆうよく)していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...所謂文壇交游がなかつたためであらうか...
中原中也 「宮沢賢治全集」
...先ずここでいう上層の空気中に浮游(ふゆう)する塵というのは...
中谷宇吉郎 「雪」
...人魚のやうに呑気に游泳した...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...思惟――實踐から游離されたそれ――の現實性または非現實性に關する爭ひは...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...さてこのヒルデプランチアの胞子は多くの緑藻や褐色藻の胞子と異なり自ら游いで適当の地に達し得るものでないので...
南方熊楠 「十二支考」
...亀獅に対(むか)い汝がこの川を跳び越えるよりも疾く予はこの川を游(およ)ぎ渡って見すべしと言った...
南方熊楠 「十二支考」
...富士川游さんの儲蔵する所となつてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...然るに詩集には春游の七律があつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...生暖かい水の中を浮游(ふゆう)している夢を見初める...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そんな婦女子から堂上のすべてをもくるめた人々の浮游をながめて...
吉川英治 「私本太平記」
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