...近ごろいろいろの無定形無季題短詩の試みがあるのは多くはこの錯覚によるのではないかと想像される...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...それは無定形と定形との相違である...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...無定形な塊(かたまり)にたいしては...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いわゆる無定形であるが...
中谷宇吉郎 「画業二十年」
...多くの場合は無定形である...
中谷宇吉郎 「粉雪」
...普通の無定形な木炭のような炭にもなる...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...無定形というのは結局誤魔化しであって...
中谷宇吉郎 「墨色」
...一つは無定形な氷から成り...
中谷宇吉郎 「雪」
...またここでいう無定形の霜というのは...
中谷宇吉郎 「雪」
...この無定形の雪は案外沢山降るのであって...
中谷宇吉郎 「雪」
...結晶は箒(ほうき)状の無定形に近い形となる...
中谷宇吉郎 「雪」
...他は無定形の物質でたぶん着色に使われたのであろうコーヒーについての第三の報告小缶入りのものについて...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...すべてがアモルフ(無定形)のものである...
三木清 「人生論ノート」
...無定形なものとなり...
三木清 「人生論ノート」
...なぜならこの無定形な状態は限定の發達し盡した結果生じたものであるから...
三木清 「人生論ノート」
...なぜならこの無定形な状態は限定の発達し尽した結果生じたものであるから...
三木清 「人生論ノート」
...主人の得意とする無定形セレニウムの赤色塗の秘法が化学方程式となって隠されているのである...
横光利一 「機械」
...そうかといって私は主人の創始した無定形セレニウムに関する染色方法だけは知らしたくはないのである...
横光利一 「機械」
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