...近ごろいろいろの無定形無季題短詩の試みがあるのは多くはこの錯覚によるのではないかと想像される...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...それは無定形と定形との相違である...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...無定形な塊(かたまり)にたいしては...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...厄介なのは木炭類の無定形炭素である...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...同じ無定形炭素でもいろいろ性質のちがったものが出来ることがわかった...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...一番普通な木炭ようの炭が無定形という極めて厄介なものなのである...
中谷宇吉郎 「墨色」
...あるいは無定形に近いようなもの...
中谷宇吉郎 「雪」
...硝子などは無定形の代表的なものである...
中谷宇吉郎 「雪」
...18無定形の雪以上述べた雪の各種類のどれにも属せしめられない無定形に近い雪も沢山降るのである...
中谷宇吉郎 「雪」
...結晶は箒(ほうき)状の無定形に近い形となる...
中谷宇吉郎 「雪」
...雲粒のついた無定形の雪である...
中谷宇吉郎 「雪三題」
...木炭のような無定形のものにも...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...他は無定形の物質でたぶん着色に使われたのであろうコーヒーについての第三の報告小缶入りのものについて...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...すべてがアモルフ(無定形)のものである...
三木清 「人生論ノート」
...無定形なものとなり...
三木清 「人生論ノート」
...なぜならこの無定形な状態は限定の發達し盡した結果生じたものであるから...
三木清 「人生論ノート」
...なぜならこの無定形な状態は限定の発達し尽した結果生じたものであるから...
三木清 「人生論ノート」
...主人の得意とする無定形セレニウムの赤色塗の秘法が化学方程式となって隠されているのである...
横光利一 「機械」
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