...溟渤之が為めに轟きただよい...
高木敏雄 「比較神話学」
...「続日本紀には奈良朝前後に粛慎人及び渤海人が...
太宰治 「津軽」
...そのうち特に著しいのは聖武天皇の天平十八年(一四〇六年)及び光仁天皇の宝亀二年(一四三一年)の如く渤海人千余人...
太宰治 「津軽」
...渤海(ぼっかい)の衝(しょう)に当る...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...艦隊を渤海湾に連れ込んで...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...玄海灘――渤海(ぼっかい)の波――天の涯...
中里介山 「大菩薩峠」
...五万年の後(のち)には今の渤海湾(ぼっかいわん)が全く埋(うま)ってしまう都合になっていますと木戸君が語られた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...濁浪渤然として柱石震盪(しんとう)し...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...深見は渤海(ぼっかい)である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...高氏は渤海より出(い)でたからこの氏を称したのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...渤海に注ぐ大河を脚下にして...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...この営口に至り渤海に入るので...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...此地は周以来、粛慎、扶余、渤海等に属し、元以後は内蒙古の科爾沁部の遊牧地であつたが、清の乾隆年間に札薩克の拉布坦が山東の農民を招いて開墾させ、一部落を作つて長春堡と名づけて以来百年の間に、漸次今日のやうな著しい発達を遂げた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...西田さんと渤海の浜辺の一部を散歩した...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...再び金州を過ぎてはろばろと柳のもとに沙赤し我が車をば焦がす日の色西田猪之輔君と夏家河子にて渤海を見て我が遊ぶよろこびに交(まじ)らんとして洲にある白帆(しらほ)渤海のほとり平たき夏家河子(かかかし)の沙に暫く立つる我が杖西田猪之輔君と...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...袁紹を渤海郡(ぼっかいぐん)の太守に任命すると伝えろ」と...
吉川英治 「三国志」
...渤海(ぼっかい)...
吉川英治 「三国志」
...東に遠く渤海(ぼっかい)をひかえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索